ビズスト|BIZ STORY

「バーチャルSEジャー」が変える通販業界 IT活用で日本一を目指す企業の味方になる

トラストリング株式会社 島田 大学

今回は、IT領域の事業で活躍をされている島田様のビズストーリーをお届けします。

こんな方におすすめ
・システム開発から次の事業展開を考えている方
・社内の人間関係や組織体制にお困りの方
こんなことが学べる
・楽しく働くための会社作り
・新卒に仕事を任せていく組織作り

通販業界の働き方をITで解決する

事業内容について教えてください。

メインで行っているのはシステム開発のお手伝いですが、 主に通販システムのお手伝いをしています。その業界で日本一を目指すようなお客さんのお手伝いです。そのサービス名は「バーチャルSEジャー」と言います。あたかも社内のシステムエンジニアというポジションとして、僕らは遠隔でお手伝いするというサービスをやっています。

-ありがとうございます。ものすごく面白いサービスサイトでしたよね(笑)日本一を目指すような企業様って具体的にはどのような規模のお客様になるのでしょうか?

「バーチャルSEジャー」のサイトでレンジャーがいたと思うんですけど、あれ実際僕が着てます(笑)

通販で言うたら大体1億円〜3億円ぐらいは売れていて、ここから日本一になるにはどうしたらいいだろう?みたいなところで悩んでるお客様になります。お客様の共通点が、人がやってるところをシステム化して、余った労力で販売の方に注力するみたいな タイミングが来るんですよね。そんな時に僕らのシステムが登場するみたいなイメージです。

-わかりやすくありがとうござうます。これからやっていくというよりは、すでに売上が立っているけどここからどう伸ばしていくかという時は貴社に依頼するのがピッタリなんですね!他にもサービスがあるとのことだったのですが…

もう1つは採用支援サービスで「似たもの採用」と呼んでいます。僕と似た人ばっかり集めたら離職率が激減したんです。ほいでどんどん増えてきたんですよ、ほんならパワハラとかセクハラとか全くない世界が出来上がったんですよね。採用サービスで関係しているとしたら、ミスマッチで困ってる方向けのサービスと、あとは職業訓練校として「求職者の人にプログラミングスキル・強く生きる力を育んでもらって、就職までサポートする」っていう訓練をやっていました。 

やっていましたっていうのはどういうことかというと、ついこの間営業停止処分をくらいまして、5年間お前らは営業停止やでって言われて辞めてしまいました(笑)

その代わりに新しく立ち上げたのが「人間研修」という事業を立ち上げまして、「生きることなんか辛いな」って感じてる人から幹部育成までの「人を育てる仕組み」を会社に落とし込む事業をスタートしました。共通点は「物を売る」商売じゃなくて、 「人が動いて稼ぐ」みたいな商売をしています。

-スキルが身についてもその後の「稼ぐ」が大事ですよね。私も地元でスキルを身につけた後が大事!と実際の営業の仕方を教えていたのですがここが本当に難しいですよね。

起業された背景を教えてください。

そもそも僕の小学校の時の夢が「100億の男になる」でした。売り上げが〜とか利益が〜とかようわからんまま言ってたんですけど。 100億目指す中で「起業は絶対するもの」っていう風に決めてました。色々なサラリーマン経験をしてきた中で思ったことが、「頑張る人が全力で頑張れる会社を作りたいな」って思って。

-小学生からみたときの「100億円」ってものすごく大きな数字ですよね。その中で全力で頑張れる会社!素敵です!

僕自身もサラリーマン時代全力で頑張ってたんですけど、なんか思うように評価がもらえないみたいなことがあったんです。そうじゃなくて、正しい評価制度を作って、年齢に関係なくできる人がどんどん評価もらって、どんどんチャレンジできるみたいな会社を作りたいなと思って作りました。

だからといって、誰か1人がいっぱい給料もらうんではなくて、トラストリングの年収上限っていうのは、社長も含めて1000万って決まってるんですよね。最終的には全員年収1000万の会社にしたいなと思ってます。

-全員が年収1000万が上限、っていうのも面白いですね!

そうなんです。社内で行ってる社内独立支援制度で「1億円プロジェクト」っていうのがあるんですけど、3年で年商1億円を目指すプロジェクトです。そこでにチャレンジしてる人が大成功したとしても年収は1000万までなんすよ。その利益を他の人に分配して、 全員年収1000万っていうのを目指します。

-貴社のSNSや交流会を見ていると皆さんとても楽しそうだなと思っていたのですが、仕事でも全力で楽しめる環境があって、島田さんに近い方々が島田さんと一緒にお仕事をすることでより楽しく仕事ができているからこそ外部に発信されている姿が皆さん楽しそうで、素敵な企業さんだなと思いました!

事業成長の秘訣は「しつこさ」と「任せる勇気」

競争優位性について教えてください。

ここまで事業を伸ばしてこられた要因ってどこにありますか?

2つあります。1つ目が「しつこさ」やと思っています。僕はめちゃくちゃしつこいんです。小学校の時の通知表に毎年「しつこい」って書かれるくらいだったんです。

でも、そのしつこさが良い方向に動いてます。例えばシステム開発は、僕が注文欲しい時にもらえたらいいんですけど、なかなかそこはお客さん発信なのでうまくいかんのですよね。かと言ってこのシステム開発の事業ってリスクがむちゃくちゃでかいんですよ。

データベースに個人情報などをいっぱい保存しますし、通販システムやとカード決済もしますから、漏れた時の賠償問題のでかさみたいなのがあるんです。

なので周りの同じようなシステム開発の会社の多くが撤退していったんですよね。でも僕は いろんな失敗がありましたけど、長くやってきたからこそ安定して相談してもらえるみたいな状態があります。それってやっぱりしつこさが今も支えてるような気がします。正直、途中で諦めそうになった時もあったんですけどね。

-諦めそうになった時に持ち直せたのってどんなことなのでしょうか?

問題はいつも人のミスから発生するんです。でもそれって防げたんじゃないか?僕らが甘かったんじゃないか?という風に考えて、改善点を見つけるっていうところに 全力を注いでるだけですね。もし改善するポイントが見つからなくて、どうしようもないってなったら、もしかしたらやめるかもしれないですけど、今は見つけてる以上はもう続けるしかないじゃないですよね(笑)

-確かにそうですね、改善できる以上はもっと上まで目指せますもんね!もう1つは何になりますか?

2つ目が「任せる」っていうのが大事やなと思ってます。僕が創業者なんで、元々商品作りから販売とかも全部自分で考えて自分で実行してきたんですよね。でもそうやって1人でやっていったらおっきな壁が出てきたのが、30人規模になった時に僕の目の届かない人からやめていく現象が起こりました。

-あるあるですよね。取材してても30人が中々越えられなかったとお話ししていた企業さんもいらっしゃいました。

そうなんです、30人の壁を超えられなかったんですよね。そこから幹部育成というか、任せることを始めたら、 組織を拡大することができるようになって、今は70人ぐらいになりました。どうしても超えられなかった壁を超えることができたことって、これがすごく大事やなと思ってて。なんでもかんでも僕がやっちゃうと責任が移らなくて、でも任せ始めたらちゃんと責任が移って、みんな楽しそうに仕事し始めて、どんどんできる範囲も広くなってきたみたいなことがありますので、 任せるっていうのが大事だという風に考えてます。

-ありがとうございます。いろんな社長にも伺ってるのですが、「任せることが大切」と分かっていても「任せる勇気」を持つことって大変ですよね。何かされていることはあるのでしょうか?

僕らは新卒しか今やってないんですけど、新卒大学3回生の頃から社内の事業として、例えば1ヶ月に1回行われる飲み会のイベントを事業化して任せ始めることからスタートします。

飲み会の責任者になった大学3回生の子の上には、リーダー役として1年先輩がつくようにしているので教え合いの文化が生まれるんですよね。1番成長するのは、 そのリーダー役の教える人が1番成長するので、採用時点でもできる人を採用していますが学生の頃から育てるようにしています。

成長ドライバーについて教えてください。

-これから事業を伸ばしていくにあたって課題になりそうなポイントはありますか?

僕らの会社って営業マンがいないんです。ずっと創業以来で採用や教育っていうところには力を入れてきたんで、人に関するところは自信を持ってるんですけど、売るっていうところに関して全然今まで力を入れてきていなかったので課題になると思います。

ポイントとしては、人に関する悩みを持つ企業さんに僕たちのことを知ってもらう必要があるので、今はここが弱いんでどうやって知ってもらおうかなみたいなところを今考えてる最中です。

-ありがとうございます。最近ではビズスト経由でお問い合わせになりました!とご連絡いただくこともあるのでお役に立てられたら嬉しいです!!

起業する方へ「働くを楽しく」が信念・哲学

島田さんの考える『経営』について教えてください

島田さんが経営をする上でこだわっていることはなんでしょうか?

こだわってることは、「働くを楽しく」を掲げています。大学生にアンケートを取っても「なんか仕事って辛そうだ」みたいなイメージが強くて。でも僕が実際経験してんのは「働くって楽しい!」って思っているので働く楽しさをみんなに体感してほしいなと思っています。

例えばどんなことやってるかって言ったら、「2日酔い休暇制度」っていうのがあります。 「お酒飲んでしんどい」ってことありますよね。朝まで飲んどったらしんどいじゃないですか。4時5時まで飲んでその後9時からまた仕事行かなあかんみたいになったらめちゃくちゃ嫌じゃないですか。そんな時に「2日酔い休暇制度」は朝6時に連絡してきてもOK、「2日酔いで休みます」と言ったら半休取れるようにしています。

-すごい(笑)お酒好きの人には取っても嬉しい制度ですよね!

午前中寝てもらって元気になってから仕事してもらった方が会社も生産性高くて良いし、本人も楽やし、Win – Winやと思うんですよね。それを無理して朝9時に出てきて2日酔いになりながらし、仕事なんてしても楽しくないですよね。

僕の考えとしては、社員が幸せじゃないとお客様を幸せにできないんじゃないかなっていう風に考えています。だから会社はトラストリングは全力で社員を幸せにする「従業員第一」の会社です。

色々なご経験から、起業当初(社長就任当初)の自分に対して、気をつけるべきことや落とし穴になりそうなことがあればアドバイスをください!

幹部育成が遅れないようにしてほしいです。僕の社長経験の中で1番大きなミスは幹部育成が遅れたことだと思ってます。遅れると30人の組織を超えられない大きな壁が待ってて、プラス幹部育成するのってむちゃくちゃ時間がかかるんですよ。

そうなってしまうと足踏み状態の時間がめっちゃ長くなるんすよね。「やりたいことが成し遂げられない」みたいになっちゃうともったいないじゃないですか。幹部育成を早い段階からスタートする幹部育成方法ってわからんのですよ。どうやったらいいかわからないのが当たり前なんで、わからんなりに自分で調べるっていうところからスタートしていってもらって、結論としては任せるがゴールなんで、どの段階から任せていくのかみたいなところを早めに任せ始めたら勝手に育っていきます。

メンバーに「本当は伝えたいけど、伝えられていないこと」

全員大好きです。 結婚してください。

大体ほぼ毎日本音で喋ってて、お酒飲んでみたいなことをしてるんで、伝えてないことはほとんどないと思うんです。でも直接こうやって 愛の告白をするみたいなのはやってないんで、届いたら良いなと思います!

これからの夢や目標を教えてください

子会社社長を20人作りたいなと思ってます。全員年収1000万になって、全員の人生が輝いてほしいと思ってます。結果、僕は100億の男になるっていう夢を実現できるという風に考えてます。 事業の方では生きることを辛いと感じてる人が多いなって感じてるんで、「働く」を楽しいと感じてもらえるようなカリキュラムを完成させて、世の中に発信していきたいです。

トラストリング株式会社からのお知らせ

▼トラストリング株式会社 HP

https://trustring.jp/

 

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