EC販売をしたい企業の戦略・実務をギルド型法人で解決する

事業内容について教えてください。

eコマース事業の統合支援サービスというところで展開していて、 ECサイトでモノを売りたい会社さんに対して、事業の策定からECの構築、運用、プロモーション、物流の部分まで一貫してご支援させていただいている会社です。

-ありがとうございます！「ECサイトの構築だけやってます」などの単体でお受けしている企業も多いような印象なのですが、貴社は最初から最後までやってくださるってことですもんね。

そうですよね。一貫してご支援している会社さんも少なくはないんですけど、弊社の特徴としては、売上目標達成伴走型支援でやらせていただいています。 売上もですし、経常利益の部分までしっかりと、事業が確立するような形で支援させていただくことを強みとしています。

-その場合って業界に縛りはあるのでしょうか？アパレルのみ、飲食系のみのような企業さんも多いな〜という印象だったのですが…

そうですね。弊社の場合、業界は特に絞っていなくて幅広くやらせていただいてます。弊社は「ギルド型法人」という特色をもう1つ持っていて、いただいた案件を得意とするその領域のメンバーをアサインしています。例えばアパレルだったらアパレル、コスメだったらコスメを得意にしたマーケターなどをプロジェクトに応じてアサインしていくのでどの業界でも対応できます。

他にはチームアップにも重きを置いていて、マーケター以外のエンジニアなどでも一見商材の特徴に関係ない職種のメンバーたちも、消費者として興味がある商材もあります。例えばスポーツが好きなエンジニアであれば、スポーツ系の案件にアサインさせてもらったりして

「消費者目線」で判断できるのでマーケティングの視点も持てますよね。

好きなことに対してはどんな人でも楽しくコミットができるようになっていくので、お客様に対する価値をより魅力的に良い形でアウトプットできるようになります。

起業された背景を教えてください。

大前提として10代の頃から起業することに興味があったのですが、ただ社会に対するものがもう少しスマートでも良いかなと思ったことがありました。以前、大手の代理店にいた経験もありまして、代理店などの支援会社のあり方を考えたいなと思ったことがきっかけです。その時に感じたのが100%のエネルギーがクライアントやクライアントの先にいる消費者に向いていないなというのを感じたんですよね。

1つのプロジェクトに対して大きな予算が動いて、それぞれのリソースがエネルギーに還元されてプロジェクトがなされると思うのですが、その予算の中で「下請けの連鎖」が起きていました。一次請け、二次請け…最終的にはフリーランスだったりして、大きな組織になればなるほど、働いている人たちの目線やエネルギーが社内に向いていってしまいます。これが悪いということではないですが、支援会社の立場であれば外に向けていく必要があると思ってます。

社内にばかりエネルギーが向いてしまって、主語はお客様のビジネスを加速させることなのに。余計なエネルギー＝「誰も幸せにならないコスト」が発生しながら働いているのをすごく感じていたので、それなら「ギルド型法人」×eコマース事業支援を掛け合わせて支援会社としての組織体制を作っていくのがベストなんじゃないかと思いinc.を始めることにしました。

事業成長の秘訣は「自分の感覚を大切にしたこと」

競争優位性について教えてください。

–ここまで事業を伸ばしてこられた要因ってどこにありますか？

いろんな要素がありますね。運だったりたまたまだったりもするなと思いますが、「こうした方が良いんじゃないか」と思うことを素直にやることだと思います。

一見、これはやるべきだろうってなっても、もしかしたらやらなくても良いかもと思ってやらないことも大事かなと思ってます。自分の感覚や感情も信じてやってきたのも1つですね。

成長ドライバーについて教えてください。

-これから事業を伸ばしていくにあたって課題になりそうなポイントはありますか？

正直、課題になるなと思うことはないです（笑）

年末に課題を洗い出し解決のために動いて、今はあと走り出すだけの状態になっているので今は悩んでないんです。

自社のためだけの拡大には興味がないので、強いていうなら僕が健康じゃなくなってしまったら課題になりそうですね（笑）その前に、思想の活きた仕組み化を確立させたいです。

-確かに「健康」というところに関してはどんな社長でも課題になるかもしれませんね（笑）ちなみに貴社は業務委託が多いと思うのですが、採用では課題を感じたりされないのでしょうか？

ギルド型法人ではありますが、必ずしも業務委託じゃなければならないということはありません。社員になりたいということであれば社員になることも可能です。社員は３名、ギルドメンバーとしては３０名強、組織としてドンドン拡大しています。

起業する方へ「誰もが幸せであること」が信念・哲学

編田さんの考える『経営』について教えてください

–編田さんが経営をする上でこだわっていることはなんでしょうか？

軸が大事だと思ってます。クライアントのビジネスを成長させることを当たり前の事業としてのミッションになるので、これをまずは掲げることです。対価としてお金をいただいているのでこれは絶対的だと思っています。

そうするためには何が必要なんだっけ？というところで必要な構成要素の本質を捉えていくことが難しいですが大事ですね。ギルドメンバーの幸せがクライアントの成功に繋がるので、本質を捉えられることが重要になってきます。

寝なくても良い、遊ばなくても良い、僕らは幸せじゃなくても良いからお客様とやり続けることが会社のミッションだから！というのは違うと思っています。自分たちもワクワクしながらお仕事をして、幸せなプライベートを送ることによって、人として魅力的な生活を送る上で、お客様のことを支援することが必要であるはずなんです。

このゴールを達成するには色々な要素がある中で、本質を捉えてどのように達成されるかを考えていく必要がありますね。

色々なご経験から、起業当初（社長就任当初）の自分に対して、気をつけるべきことや落とし穴になりそうなことがあればアドバイスをください！

最初はとにかくやってたら良いだけだと思います。必ず壁にぶつかるので（笑）

何かしらで100%はあるので、最初に色々悩んで不安になる必要はないです。もし不安になりすぎるんだったら起業はやらなくて良いと思ってます。色々な環境の中で「起業しなきゃいけない」っていう脅迫観念や使命感で起業する人もいるかもしれないですけど、大事なことは起業することじゃなくて「自分に素直なこと」だと思うんです。

起業しない自分を想像するだけで、逆に起業しないことが怖かったりとか、起業しない人生がすごい嫌だなって想像できるようならした方が良い。でも怖いなとか、別に今のままでももしかしたら良いのかなって思うんだったら、起業しないことがあなたの正解だと思うので、自分に素直になった方が良いなと思います。

なので、メンバーの素直な気持ちをいかに僕が理解するかっていうのも心掛けたりしています。

メンバーに「本当は伝えたいけど、伝えられていないこと」

幸せになってください。自分が幸せな状態はなんなのか？というのを問い続けてほしいです。でも自分だけでは分からないことってあると思うので、それをこのギルドを通して一緒に探してほしいです。

働き方や「〇〇をしたい」とか、時間の使い方を一緒に考えて1番ベストな状態で関わってもらうってところが、僕は常に大事だと思っています。これからも一緒に目指し続けていきましょう。目指した先には、一緒に仕事をしないという選択も出てくる可能性もあるはずなんですけど、それはそれで良いと思ってます。自分の幸せが見つかった状態だと思いますし、一緒にやってきた期間は無駄ではないですからね。

とにかく自分に素直になって精神衛生を極限まで保って生きていくことが、結果的に世の中のためになるんじゃないかなと思います。なのでそこまで一緒に頑張っていきましょう！

これからの夢や目標を教えてください

短期的な数字の目標はもちろんありますが、会社って社会的な意義みたいなところを求められる場合もあると思うのですが、地方自治体さんからもお声がけがあったりしていて社会的な意味を持って活動していくフェーズですし、僕の年齢的にもそういうステージになってきているのかなと思っています。

僕らが今までやってきたことと社会に還元できることとしては、時代の波と同じような流れで、僕らの「働き方」 の思想みたいなところを、この「ギルド型法人」を通してもっと世の中に普及していけるのではないかと考えてます

CSRとして、「心理的安全性のある家庭環境が育む、こどもの幸福と未来への貢献」を掲げています。
私たちは、ギルド型法人で活躍する子育て世帯のメンバーが、ライフワークバランスの取れた充実した生活を送ることで、こどもとの安定したコミュニケーションを確保しやすくなると考えています。そのような環境のもとで育つこどもたちは、自己肯定感を高め、チャレンジ精神を育み、やがて社会に貢献できる大人へと成長していく——そして、その循環が次の世代へと受け継がれ、より良い未来を築いていく。
この想いを軸に、私たちは日々の取り組みを進めています。

私たちの活動が広がる中で、「あの“ギルド型法人”で働いている人たちだよね」と認知され、社会の中でひとつのロールモデルとして認められる存在になれたらと願っています。

inc.合同会社からのお知らせ

▼Eコマース事業目標達成型伴走支援

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