ビズスト|BIZ STORY

 

最新技術とM&Aで掛け合わせ 日本の社会課題「事業承継」を解決する

株式会社M&A共創パートナーズ 片岡 翔

今回は、M&A領域の事業で活躍をされている片岡様のビズストーリーをお届けします。

こんな方におすすめ
・イグジット戦略を考えている方
・すでに事業売却を考えている方
・社内ベンチャーでの起業について知りたい方
こんなことが学べる
・M&Aの基本的な知識
・グループ内起業におけるネットワークの活用方法

経営者様の出口戦略(イグジット)をM&Aで解決する

事業内容について教えてください。

弊社はM&A仲介業を行っております。具体的には、高齢化とともに、会社の後継者不在による事業承継の問題が顕在化しているため、適切な第三者承継を推進しております。これに加え、ベンチャー企業様のイグジットというところでのM&Aの支援もさせていただいております。

弊社の特徴としては、主にITの企業様を中心にお客様が多くいらっしゃるので、こちらの支援に強みを持っている会社です。

-ありがとうございます。最近は起業する方も多いですが最初からイグジットが「上場」や「売却」という目的の方も多いなという印象なのですが、「出口戦略として考えている段階です」と言う方でも相談できるのでしょうか?

もちろんです。我々のサービス的にはあくまでもM&Aが成功した時にお金をいただいておりますので、「5年後や10年後に考えています」と言う事前の相談なども無料でやらせていただいてますので、お気軽にご相談ください!

-そこまで先でも良いって言ってくださると嬉しいですね。あまり詳しくないので教えていただきたいのですが、買い手側の企業さんのフェーズってどのくらいの方が多いのでしょうか?

当然上場企業様が多いのですが、未上場企業様でも売上数億円程度ある企業様でも買収したいと言うニーズはあります。背景としては2つあると思っています。1つ目は、実際に譲受企業側のビジネスの周辺領域をM&Aすることで、新しい領域に進出するなどです。例えば、すでにあるサービスに+α付加価値をつけて、既存のお客様へアップセルを行う企業様もありますね。加えて、今までリーチできていなかった顧客層を保有する企業をグループインすることで、自社の商品の販路を広げるといった取り組みも見られます。

2つ目は、エンジニアリソースの確保が挙げられます。買収(acquisition)と雇用(hiring)という文言を組み合わせアクハイアリングと呼ばれます。昨今、DXの重要性の高まりと人材不足によって、エンジニアさんの採用の競争が激化しています。特に技術力やエンジニアリソースがで不足しているという課題がある場合、M&Aは当該課題の解決の一助となります。

-両者がWin-Winな気がしますね!

両方にとってハッピーかなと思います。譲受企業様の方は大手企業さんも多いので、クライアントのネットワークが非常に多かったり、ある程度単価の高い上流のお仕事やられてる方多いので、当然そこに実際にご一緒いただく譲渡様についてもそういうクライアントがどんどん入ってきたりとかすると当然P/Lが改善されていきますのでお互いにとってハッピーなM&Aができて成長しやすいかなと思います。

-ちなみに会社を売却した後も、代表として残られる方もいらっしゃると思うのですが、実際はどういう基準で残られているのでしょうか…?

1番は、その譲渡企業様のオーナー様いわゆるオーナー社長様のご意向が強いです。オーナー様が「事業成長のために自分も残って働きたい」っていう場合は、そのまま残るパターンも多いですし、違うビジネスをやりたい時に退任されるっていう形になります なので相手様の方はどちらかというと残ってほしいっていう方の方が今は多いですね。組織のマネジメントやノウハウも含めて残していってほしい!と言う方が多いです。なので譲渡企業様のオーナー様のご意向に合わせたマッチングがされています。

起業された背景を教えてください。

親会社がCloud Link Group 株式会社でございましてエンジニアさん向けの人材紹介業とシステムエンジニアリングサービス(SES)の事業を運営しています。私はそこに入社したんですけれども、日本の課題を解決するための新規ビジネスを立ち上げようという話がある中で「事業承継問題が非常に大きい日本の課題だよね」と言うことでM&Aの仲介ビジネスを立ち上げ、代表をさせていただいていると言う形になります。

私が、銀行出身なので、ある程度この領域に知見があったと言うことと、M&A仲介大手出身のメンバーに入社してもらい事業として立ち上がっています。

事業成長の秘訣はネットワークとサービス設計

競争優位性について教えてください。

ここまで事業を伸ばしてこられた要因ってどこにありますか?

2つあります。1つ目はグループとして、IT企業を中心とした企業様のネットワークがあったので、ある程度立ち上がりが早かったなと思ってます。

2つ目は、M&Aの仲介手数料の安さが挙げられます。M&A仲介に関する手数料は、譲渡金額などに対して何パーセントを掛けて算出されるレーマン方式と言われる料金テーブルに加え、最低成功報酬額が設定されています。大手の仲介会社さんは、最低成功報酬額が相応に高く、規模が小さい案件だったとしても1,000万円や2,000万円かかることが一般的です。弊社はこの最低報酬額を500万円と言う安価に設定しています。

大手のM&A仲介会社さんでは、最低成功報酬額が高くてマッチングが難しかったようなお客様のご相談が多くなりまして事業がうまくいったなと思っています。

-ITに特化しているとはいえ、それ以外の業界の企業様からのお声がけもありそうですね。

そうですね、おかげさまで、IT業界以外のお客様からのご相談もいただいており、真摯に対応しております!

成長ドライバーについて教えてください。

-これから事業を伸ばしていくにあたって課題になりそうなポイントはありますか?

そうですね、一緒に事業を伸ばしていくM&Aアドバイザーの採用が重要であると考えています。そのために、弊社の知名度をできる限り高め、より多くの仲間に出会いたいと思っています。

起業する方へ「プロフェッショナルでいること」が信念・哲学

片岡さんの考える『経営』について教えてください

片岡さんが経営をする上でこだわっていることはなんでしょうか?

お客様のために自己研鑽を続けることが重要だと思っています。我々が相対するお客様は経営者様であり、我々の仕事は、経営者様が大切に育ててきた会社の一大決心をお手伝いする仕事です。そのため、お客様の企業のことを深く理解するだけでなく、最適なご提案をするにはどうすればよいかなどを妥協せず、プロフェッショナルなサービス提供をするため、自己研鑽をし続けることを大切にしています。

色々なご経験から、起業当初(社長就任当初)の自分に対して、気をつけるべきことや落とし穴になりそうなことがあればアドバイスをください!

何事も出来る限り自分の手を動かした方が良いなと思いました。色々な企業様から営業のご提案をいただきますが、自分がガッツで頑張ればわざわざ発注する必要がないものもあるかと思います。

自分自身が会社に関わるものは、解像度高く理解すべきだと思いますので、できる限りハンズオンでやるべきだと思っています。

-確かに安いところに頼もうと思ったらいくらでもできちゃいますもんね。でも自分でやった上で任せるかどうか考えられますし、判断の軸も出てくるから最初は丸投げしない方が良いですね。

メンバーに「本当は伝えたいけど、伝えられていないこと」

普段頑張ってるということは重々承知してますけれども、とはいえ立ち上げたてのうちの会社に入社したということは「もっともっと成長したい」っていう意欲があると思いますので、そこは妥協なく一緒に頑張っていきたいなと思ってます!

これからの夢や目標を教えてください

M&Aという領域に限らず、出来る限り多くの企業様のお役に立てればなと思っています。現在、弊社はM&A仲介サービス以外にも経営者様のサポートができるようなサービスを準備をしてるところです。お客様の声を聞きながら、より多くの経営者様の役に立つような会社にしていきたいなと思ってます。

株式会社M&A共創パートナーズからのお知らせ

▼公式HP

https://maco-creation.com/

▼代表片岡のXアカウント

https://x.com/macocreation

新着インタビュー記事