株式会社エッジコネクション 大村 康雄
今回は、営業支援領域の事業で活躍をされている大村様のビズストーリーをお届けします。
- こんな方におすすめ
-
・営業支援事業を始めたい方
・社内制度を模索している方
・複数人での起業をする方
- こんなことが学べる
-
・営業支援事業の拡大の仕方
・社員全員が頑張れる仕組み
・複数人での起業における注意点
株式会社エッジコネクション 大村 康雄
今回は、営業支援領域の事業で活躍をされている大村様のビズストーリーをお届けします。
メイン事業としては「企業の営業支援」を行っています。
そこから派生して人材紹介や人事制度の整備を行う「人事支援」やキャッシュ管理のアドバイスをする「財務支援」、「M&A支援」等も行っていて、主軸は営業支援に置きつつも「事業責任者のお困りごとを包括的に支援する」事業をしています。
–ありがとうございます!「営業」と言っても様々な業務があると思いますが、具体的にはどのような支援をしているのでしょうか?
元々は「アポイントの獲得」を中心に支援させていただいていましたが、何年もクライアントさんとお付き合いしていると、少しずつ営業戦略等のノウハウが自社にも溜まってきて「もっとこうするとアポイントが取りやすい」「このままだとうまく行かなそう」みたいなものがわかるようになってきました。そのタイミングから「営業戦略の作り方・改善」から携わらせていただくようになってきて、今ではアポイント獲得後のリソースが足りないクライアントさんには「初回商談代行」も行っています。
–初回商談までハイクオリティで請け負ってくれるとなるとクライアントさんとしても助かりますね!人材紹介では営業職の方以外も紹介されているんですか?
営業職以外の方も紹介可能です。
ただ、やはりこれまで営業支援を中心にやってきていて、その中でクライアントさんからの「営業を内製化したい」というお声があって始めた支援になるので、紹介している人材の多くが営業職の方になりますね。
1番大きなきっかけは「学生起業をしたこと」ですね。そこから一度普通に就職しましたが、学生ベンチャーの面白さを知ってしまったことで「また起業したい」と思うようになって再度起業したような流れになります。
–どのような理由で学生起業をされて、どのような事業をされていたんですか?
昔は「最低資本金規制」があって1000万円以上の資本金がないと起業できませんでしたが、私がちょうど大学生のときにその規制が撤廃されたので「じゃあやってみるか」と当時の仲間4人と起業しました。事業内容については、最初は思いつくものになんでも手を出していましたね。
当時は今のようにスマホではなくガラケーでしたので「ガラケーのWEBサイト制作」をしたり、飲食店の伝票を打ち直してどのメニューが人気なのかみたいなことを数字で見える化する「トレンド分析」をしたり、メンバーの中にたまたまツテを持っている人がいたので「アメリカのクラフトビールを輸入」したり、様々な事業を展開していきました。そのおかげで「様々のものに手を出す会社はうまく行かない」ことを学びましたね(笑)
–ここまで事業を伸ばしてこられた要因ってどこにありますか?
「社員が毎日目標を持って働けるマネジメントシステムを作ったこと」ですね。なんとなく1日が終わらないようにすることを気をつけていました。
すごくわかりやすく説明すると、営業が100万円の売上を立てたとしても、その売上は内勤の人たちのサポートのおかげでもあるので、売上のインセンティブを営業にだけ払うのではなく「100万円を取ってきた営業とサポートしている内勤の人に売上を分配する」という形を取っています。
また、毎月上がった売上の中の所定パーセンテージをインセンティブとして翌月振り込むようにしているので、毎月売上を上げていかないと給与が下がってしまいます。ですので、営業が頑張って受注を上げて内勤の人が頑張って仕事を回してドンドン納品していかないといけないということです。「日々全力で頑張ってもらう仕組み」にしているような形ですね。
–その仕組みを運用できているのがすごいです…!そういうものは大村さんから社員のみなさんに発信されているんですか?
全社員に向けての発信は月2回行っていますが、業務上の指示は私からすることは全くないですね。私の直部下に指示をして、その直部下からさらにその下の部下に指示がいくようなピラミッド式にしています。
-これから事業を伸ばしていくにあたってやった方がいいこと・効果がありそうなことってありますか?
営業支援会社というところから「事業部責任者さんと様々な事業課題を共に解決していく」みたいな領域に出ていきたいと思っています。
営業支援業界ではある程度の知名度もあって、業界上位の老舗扱いをされているような会社になってはいますが、先ほどもお話しした通り「人事と財務」にも力を入れていきたいですので魅せ方を変えていきたいですね。そのために、今はまだ「営業」「人事」「財務」がそれぞれ独立して動いているので、それを全てまるっと解決できますよみたいな動きにしていこうと考えています。
–大村さんがお仕事をする上で大切にしていることはなんでしょうか?
誰かが見たときに「それまずいんじゃないか?」と思われないようにすることを心がけています。やはりクライアントさんに限らず社員も会社のことを見ていますし、国の機関も見ていますので常にクリーンな状態にすることが大切だと思いますね。
「校長先生みたいなもの」ですかね。
子どもの頃は校長先生に威厳を感じて「すごい人」とか「怖い」みたいな感情がありましたよね。校長室に呼ばれると妙にドキッとするけど、実際に話してみると全然怖いわけではないみたいな。
社長が校長先生で、担任が管理職で、生徒がメンバーみたいなイメージですね。ですので、初めて管理職になる人には「これからは担任になるんだから今までみたいに同じ目線で遊んだらダメだよ」という話をするようにしています。そうしないと生徒を怒らないといけないときも怒れなくなりますし、生徒が担任のことを舐めるようになります。「それができないのであれば、また学級委員長に降格して給与も下がるからね」という話もしていますね。
–色々なご経験から他の社長へ気をつけるべきことや落とし穴になりそうなことがあればアドバイスをください!
1人ではなく誰かと起業したり何人かと起業するパターンも多いと思うので、そういう人向けにお話しすると、大きく2つアドバイスがあります。
1つ目は「自分と同じタイプの人とは起業しないこと」ですね。会社というものは、「営業責任者」「管理責任者」「生産責任者」「研究開発責任者」の4人の責任者がいないと回りません。厳密にいうとそれぞれに責任者がいればいいので兼務でも構いませんが、4つの席の中で営業が好きな人とか管理が好きな人みたいに各々好き嫌いが分かれるので、同じタイプの人と起業すると必ず揉めます。
2つ目は「最初に序列を作る」ことです。ここがしっかりしていなかったせいで私も一度大変な思いをしたことがありますので、あくまで仲間という感覚は持ちつつも「意見が割れたらこの人に従う」という序列は必ず作るべきですね。
弊社の社員は「目標に向かって邁進する人」が多いので、日々その頑張りに感謝していますね。今後も頑張れば頑張るだけみんなが稼げる給与システムをゲーム感覚にしながら頑張っていって欲しいです。
「ベンチャー企業・中小企業の駆け込み寺」になることです。
先ほどもお話しした営業・人事・財務の3つの柱の連携力を高めて「エッジコネクションに任せておけばなんとかしてくれる」という評判が広まってくれたらなと思っています。
大村さんありがとうございました!
学生起業や複数人での起業をご経験されてきたからこそのお話が大変勉強になりました!特に「会社を学校に例える」というのはこれまであまり聞いたことがない表現でしたし、聞いていてとてもしっくりきたので、私も今後使わせていただきたいなと思いました!
また、大村さんが会社を拡大できた要因としてお話しされていた、営業さんだけでなく内勤の方にも売上を分配するシステムがあると、社内も円滑に回るし全員が目標に向かって突っ走ることができてとても良いなと感じました!ぜひみなさんも参考にしてみてください!
▼株式会社エッジコネクション HP
https://edge-connection.co.jp/
▼株式会社エッジコネクション 公式Instagram
https://www.instagram.com/edgeconnection_career?igsh=YjlhN2plZHkwb2xj&utm_source=qr
▼株式会社エッジコネクション 公式YouTube