集客の肝となる文章力で集客ページの効果を増大させる
株式会社テラインフォ 山頭 匡治
ビズストーリー編集長の大田原です。
「社長」による「社長」のための「社長」ストーリーをお届けするのがビズストーリーです。たくさんの社長の方から、様々な視点での学びを得て自分だけのビズストーリーを刻んでいきましょう。
- こんな方におすすめ
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・脱サラして起業を考えている人
・コストを抑えて起業したい人
- こんなことが学べる
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・ランニングコストを抑えた事業展開について
・兼業副業も視野に入れた起業マインド
小規模事業者の集客悩みを「集客ページ作成し放題」で解決する
–事業内容について教えてください。
はい、現在は小規模事業者向けの集客ページ制作と健康系の事業を行っています。
特に集客サポートの方は、単一の公式LINEアカウントに友だち(見込み客)を2年で3万人増やした実績を活かしてクライアントさんの集客のサポートを行っています。
集客ページ制作事業は健康系の事業で、集客の実績ができたから始めました。集客の事業の中で、なぜ集客ページの文章作成なのかというと、デザインは良いけど、集客効果が低いホームページやランディングページを持つ事業者が多いことを知ったからです。しかも、そういう方の多くがプロに発注しています。どういうことかというと「デザインさえ良ければ集客できます」「文章(原稿)は自分で用意すれば大丈夫です」とプロが言ってしまうからのようですね。集客ページにおけるデザインの役割は「文章が持つ100の効果を110や120まで伸ばす」ことです。それを知らずに、100万円や200万円近くも払って、デザインが良いだけのホームページを発注したのに集客に困っている方がいることを知りました。そういう方を支援できたらという思いからこの事業を始めました。
–立ち上げに至った経緯を教えてください
元は集客ページ制作の事業よりも先に健康系の事業を行っていて、過去の自分と同じ悩みを持っている方に解決策の提案を行うという内容のサイトを運営していました。
ごく普通の医療系の学生でしたが、いつかは個人事業主になりたいと思っていました。もちろん高校生の時はその職を目指していたので入学しましたが、大学生として過ごしていく中でもっと変化がほしいという気持ちもあって21歳の時には起業について色々調べていましたね。調べていくうちにオンラインで起業できるということもわかって、より起業への気持ちが大きくなりました
-その健康系の事業立ち上げを行っていた頃の悩みって覚えていますか?
まさに今集客ページ制作事業でお伝えしていることに繋がってくるのですが、コンセプトが定まっていなかったことです。ウェブサイトのヘッダーなんかも全く定まらずに1年くらいは頻繁に変更していましたね。
ウェブサイトなので集客のためにSEOも頑張っていたのですが全然伸びなかったです。元々SEOに不利なサイトではあったのでそれも影響してか年単位で試したこともうまくいきませんでした。
事業成長の秘訣は「ランニングコスト」と「リスクヘッジ」
-ここまでやれた秘訣はありますか?
ランニングコストがそこまでかかっていなかったことと、病院勤務と兼業していたことだと思います。
最初はオンライン起業スクールに入って勉強していたのですが、いかんせん120万と高額だったのでお金がなかった当時の自分にはきつかったですし、払ったからにはなんとか結果を出したかったのですが数字も全然ついてこなくて借金だけある状態でした。そんな状態でも続けられたのはオンライン事業なのでランニングコストがそこまでかからないというメリットがあったからなのかなと思います。
あとこれは経験からのアドバイスですが、独立できるか微妙なラインにいる人なら兼業しておく方がいいですね。専念した方がいいという声もありますが、なにより金銭的余裕が出ますし、できることならいきなり起業せず兼業副業レベルから始める方がいいと思います。
私はやたらと苦労してしまいましたが今はネットに何でも情報が載っているので、実行のハードルは低いです。逆に情報がありすぎて混乱する人もいると思うのでそこは注意ですね。
-たしかに、色んなサイトを見ても欲しい情報が手に入らなかったりしますし、目的がないままだと情報収集も難しいですよね
これから会社を伸ばしていく上で大事な要素は何か
-会社がさらなる成長を目指す上で、気を付けておくべきことはありますか?
集客経路はあらかじめ分散しておくのがいいです。分散した上でしっかり効果測定をして費用対効果や売上の向上等を見て一番よさそうなところを見つけていく必要があると思います。
あとは人を雇うリスクを把握しておくということです。事業の業績が上がってくると人手が足りなくなって必然と雇用が増えてくると思うのですが、そこで雇いすぎると今回のコロナ禍のような外的要因に対応できなくなってしまうんですよね。なるべく低リスクで雇うにしても、非正規でまず1人だけ、というところから始めていくといいと思います。
例えば、店舗経営の場合だと、2店舗目を目指すときにはちゃんと1店舗目でマニュアルの確立など必要なことを全てやっておくことをオススメします。勢いで拡大するのではなく、業務マニュアルや集客施策をしっかり全部準備してからの方がいいです。マーケティングの業界でいうとテストマーケに近いですかね。少し試して様子を見て、いけそうだったら大きくいくみたいな。
世の中の需要とのミスマッチには注意‼
–自身の経験から他の社長に「これは落とし穴になるぞ。注意しろよ。」というアドバイスをください
ありますね。1つはキラキラしたSNSを信じて安易に起業しないことです。年収何千万とか書かれていると自分もそうなれるかなと思ってしまう方もいると思いますが、すべてが本当のことを書いてるとも限りませんし。前の質問でも同じことを答えていますが、安易に今の収入源を捨てないことです。いきなり仕事を辞めてうまくいってしまう人もいるにはいますが、その10倍以上の人は失敗していると思います。SNSに発信している人の大半はうまくいった人でしょうし見えていないだけで失敗している人はたくさんいるということを忘れないでほしいです。
-キラキラしてるのを見ると羨ましくなるし自分にもできるかなって思いますよね
もう1つは世の中の需要と合ったことをやらなければならないということです。起業したい人は自分のやりたいことがあるわけですからそれを最優先にしたい場合が多いと思います。ただ、世の中の需要はしっかり見ていかないと確実に失敗すると思います。既に会社を経営されている方が新規事業でチャレンジするのであればいいかもしれませんが、これから起業するという立場の人がそれをやって失敗すると金銭的なダメージが大きいですから。
趣味でやるなら需要なんて考えなくてもいいかもしれませんが、事業として成立させていくとなると自分がやりたいこと(供給)を需要にすり合わせていかなければならないです。
-たしかに、私も自分のやりたいことだけをやっていた時期がありましたが、全然うまくいきませんでした。すり合わせが最初からできるならそれが1番ベストですよね。
「努力に逃げるな工夫しろ」が信念・哲学
–『企業哲学』について教えてください
-山頭さんがお仕事をする上で大切にしていることはなんでしょうか?
偉人の言葉とかではないのですが、「努力に逃げるな工夫しろ」という言葉が座右の銘です。
頑張ることは大事だということは前提として、「自分はこんなに努力しているのだから報われるはず」という考えはあまり好きではないです。もちろんひたすら努力して報われる人もいるにはいると思いますが、努力しているのに報われないのであれば努力の方向性が間違っている可能性もありますし工夫もしていくバランス感覚が大事だと思います。
工夫するためには知識や技術も必要なので、業務時間以外で積極的に勉強する時間を作ることで驕らず邁進していきたいです。
–山頭さんの思う『社長』とは?
人の役に立つことを率先してやっていくことや、周りを引っ張っていくことができるということが「社長」だと思います。
–山頭さんが社長になる前に戻れるとしたらやりたいことややっておきたいことはありますか?
視野を広く持つことですね。色んな人と出会って知り合って知見を広げることで自分のやれることが増えますし、自分の得意不得意もわかりますから。世の中の需要をすり合わせた上で自分の得意なことができたら一番だと思います。
これからの夢や目標を教えてください
M&Aといったような企業の買収ができるようになりたいです。その買収した企業を伸ばして拡大させられるぐらいの業績にしていくのが目標です。
-最終的には従業員がたくさんいるような会社にしていくのでしょうか?
そうですね。でもまだ従業員を雇ったことがないのでイメージはわかないです。
昔ながらの企業と最近の企業だと得意分野や視点が全然違うので、お互いのいいところをうまく掛け合わせていけたらもっとうまくいくんじゃないかというのはずっと思っています。そういう昔ながらの企業は独自ルールでやってきた歴史からか、今どきのコンサルとは相性が悪い傾向にあるのでそれを買収してより良くしていけたらと考えています。
まとめ
山頭さん、お時間いただきましてありがとうございました!過去のご経歴からこれまでのお仕事とは全く違うジャンルにチャレンジされているお話を聞いて、1人社長という共通点がありながらとても刺激的でした。集客面でお困りの企業はとても多いと思います。起業して最初にぶつかる課題はやはり「売上」の部分だと思います。集客面のお困りごとはぜひ相談してみてください!
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