ビズスト|BIZ STORY

取材という名のご縁をいただけた

こんにちは、ビズスト編集長の大田原です。

退職前最後の更新になります。

なので少しだけ思い出話を!

 

事業開始から約2年間でたくさんの方にご参加いただきました。

元々は、前任の社長に「とりあえず自社のオウンドメディアの立ち上げをしたいんだけど何かできないかな?」と相談をもらった時と、私が自分の事業を進める中で思い悩んでいたタイミングに始めたものでした。

営業するために始めたものでも、広告収入を得るために始めたメディアでもありません。

SEOを無視しまくって、ただただ自分の聞きたい人に話を聴く。自分の事業に生かしていこう!それだけのために始めたメディアです。

 

どこでマネタイズするの?」と何度も聞かれました。

 

弊社のサービスを活用いただける方がいらっしゃれば、会社として良いご縁になるかもしれないですし……

「マネタイズのことを先に考え始めたらうまくいかないから最初は無視でいこう!」と舵を切ってくれた前任の社長に感謝です。

 

もちろん取材のおかげで会社としてご縁をいただいた企業さまもいらっしゃいました。

数々のご縁をありがとうございました!!

 

 

 

取材を通して得られたこと

惜しくも取材・掲載に至らなかったことも何度もありましたが、トータルで150名前後のみなさまに取材を通してお時間をいただきました。

取材を通して嬉しかったことは、「大田原さんの取材で社長がどんなことを普段からどんなことを考えているのか、初めて知ることができました」と言っていただけたことです。

「従業員に伝えてる!」という社長ほど社員は受け止めきれていないこともあります。もっと言えば、「普段から感謝を伝えるのは恥ずかしくて言えてない」という社長もいらっしゃいました。

素直に「ごめんなさい」をいうことが難しい人もいれば、「ありがとう」を正面から伝えることが難しい人もいます。

 

経営者になる人でも、最初から完璧な人はいないと思います。

何か想いが強かったり、ブレない軸があって、その上で自分に足りない部分を補ってくれるメンバーがいるから事業ができているってみんな分かった上で、恥ずかしくて言えない社長の皆さん。笑

 

とても人間味のある人たちばかりなんですよね。

 

「経営者」というフィルターを通してしまい、どこか完璧な人間だと思って接していて「社長はなんで〜〜してくれないの?」と思ったことはないですか?笑

正直、私は何度もありました。

 

「社長なんだからなんでもできるだろう!」とどこか思っていた節があって、「あーーなんでできないのーー?」「なんでそんな言い方しかできないんだーーー!」とワガママにも思ったことがあります。社長が苦手なことをやってもらうためにそれに得意な社員がいて、社長の考えている未来をもっともっと大きくしていくために社員の力を借りている。だから、社長にできないことがあっても当然なんだと本当の意味で理解できるようになったのは本当に最近の話です。

 

だから、業務上のことだけでなく「自分の会社の社長がどんな人なのか?」はもっと知ってもらう機会があっても良いと思いました。社員総会だ、月初定例会だ、そんなところだけはなく「どんな原体験があって、こういう思考になったのか?」をもっと発信して欲しいです。

 

SNSが盛んになっていて、今では社長がSNSをしないのはもったいない!というくらいの時代ですが、得意不得意・事業的に不要とか色々あると思います。それならこういったメディアでの発信の時くらいは、自分に素直に思いのまま答えていただけると良いなと心の底から思います。

 

従業員の皆さんが自社の社長の記事を読んで、少しでも前向きに業務に取り組んでくださったりしているお話しを、あとからお会いした時に報告してくださる広報さんもいらっしゃったので、まだまだ活用いただけると嬉しいです!

 

 

150件の取材をしてみた反省点

もう退職するのにここで反省点!?と思われるかもと思ったのですが、このブログに辿り着いた「これから自社で取材メディアをやろう」「自社で社内インタビューを作ろう」と思っている方の役に立てたらと思いまして、残しておきます。

 

反省点は大きく分けて3つあります。

1.取材の目的は思っているほど伝わっていない

2.無意識に「よく見せよう」という心理が働いてしまい記事が綺麗すぎる

3.掲載後に対応して欲しいことは思っているより細かく指示してOK

です。それぞれは下記で解説します。

1.取材の目的は思っているほど伝わっていない

社長と事前に面談できない場合は、担当者の方からお伝えいただくことになります。資料も一緒にお送りしますが、見ていない方が多かったです。

それくらいラフな取材メディアではあるので問題はないのですが、あまりにも趣旨とズレ過ぎてしまい結局掲載に至らなかったこともあります。

 

改善策①

取材が始まる直前に「このメディアはこれから起業する・仕立ての方向けのメディアです。〇〇さんのこれまでの経験をお聞かせください!」とお伝えする

 

「商談か!笑」とツッコミたくなりますが、事前に資料などを渡していても、口頭でも必ず目的共有をすることから始めました

 

改善策②

取材内容を画像に出す。↓ビズストは取材内容が決まっているメディアなので質問事項は画面で共有しながら取材しました。

 

 

 

これはめっちゃ良かったです。時間が限られているので、長過ぎてもダメ。だからこそ「あと⚪︎問、質問があるんだ」と思わせるためでした。おかげでスムーズな取材になり、取材する側としても「あとからここだけはもう一度聞いてみよう」などと整理できました。

 

2.無意識に「よく見せよう」という心理が働いてしまい記事が綺麗すぎる

これが最後までなかなか、改善しきれなかったな…というのが正直なところです。

どの企業様もブランディングなどがあるので、取材当日に聞いたことから差し替えになっていたこともありました…

 

その上、広報の皆さんも普段から綺麗な文章に書き慣れているので、ビズストのようなありのまま掲載するタイプのメディアではかなり苦戦されていたと思います。メディア側が求める情報では無くなってしまうところがもったいなかったな💭

 

とはいえ、綺麗な文章にはなっているので癖のない文章を読みたい方には合っていると思います。ただ、ビズストは「読んだ記事のまんまの人が出てくる」というサブテーマでやっていたので、記事を読んでから実際に会った時の印象が違う人も何人かはいらっしゃると思います。

 

改善策①

記事チェックを依頼する際にも「話し言葉にしています」「お話しいただいたことをそのまま掲載しています」と伝える。

 

チェックを一緒にしていたこともありましたが、広報さんとのリアルタイムチェックはあまりにも時間がかかり過ぎてしまい、企業様ごとのこだわりがあるので断念。なので記憶に残るように文章でお伝えしていました。

 

3.掲載後に対応して欲しいことは思っているより細かく指示してOK

ビズストは「「掲載されました」の旨だけご掲載ください!」とお伝えしていたのですが、もっと細かくて良いと気付いたのは最近のことです。

 

改善策①

・貴社HPに「〜メディア名〜に掲載されました」と掲載

 ※記事URLを記載

・SNSでの記載方法

 バナー画像 + 記事URL + メディア担当者をメンション

 ※引用RTではなく新規ポストを依頼

 

上記2つはマストでお伝えするのが良いです。

メディア側としては「ロゴ」の共有はしておけるとGOODです!

「記載にルールはありますか?」と聞かれることも多かったのですが、あまりルール決めをしていなかったので統一することで、メディア全体のブランディングにもなります。

以上3点は次回以降も徹底して行うべきだなと反省でした。

でも実際にやってみた結果だなと思っているので、反省点も見つかり良い経験になりました。

 

最後に

ここからの事業展開を楽しみにしてくださっていた社長のみなさまには、途中で退職となってしまったことが心苦しいのですが、必ず次のメディアで達成して見せます💪

ただ、どんなことよりも、私個人として得られるものが多いビズスト取材でした。

最終的に子会社で代表を続けるという形ではなく、自分の足で立とうと覚悟が決め切れたのもみなさんの成功体験や失敗体験を取材を通してお聴きできたからだと思います。

 

取材先からまた新しい取材先へ。

実体験から取材先の社長がどのようにチャレンジしてきたのかアドバイスをいただくことも。

 

何より、自分がこれからやりたいことをたくさんの方に聞いていただき、自分自身のふわふわしていたものがより明確になっていった2年間だったと思います。

 

「初めて会った時よりも変わったね」と言っていただけだり、マインドが変わったじゃん!と言っていただくことも本当に増えました。少しでも取材をさせていただいた時間を力に変えていきたいと思っていたからだと思います。

 

何もかも私やビズストのために時間を作ってくださったみなさまに支えられた結果です。

 

 

YouTubeはこちら▶︎https://youtu.be/M5O3_utoOck?si=Ft3HhcKTRrqKRMDz

 

ビズストを好きでいてくださったみなさまのおかげで、たくさんの方に出会うことができました。

 

ビズストのコンセプトを好きでいてくれた方、私の取材がラフな感じで良いと言ってくださった方。

 

そして、私と「一緒に仕事をしたいから!」「大田原さんが好きなので!」とたくさんご紹介をいただいたみなさま!

 

このような素敵なご縁になったのはみなさまからのご紹介や素敵なお話しを届けてくださった社長のみなさまのおかげです。

 

楽しい思い出と最高の経験でした。

 

この度は取材へのご参加・ご覧いただきましてありがとうございました。

 

次の会社の取材メディアでもお会いできますように。

 

これからも株式会社CREVAS GROUP、社員一同をよろしくお願いいたします。

 

2025年04月17日 ビズスト編集長 大田原裕希

 

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