ビズスト|BIZ STORY

 

日本を地方から創生する第一人者へ。窮地を乗り越えたメンバーと共に。

株式会社BeA 武内 大

今回は、地方創生領域の事業で活躍をされている武内様のビズストーリーをお届けします。

こんな方におすすめ
・地方創生事業に興味がある方・始める方
・スタートアップ企業に興味がある方・始める方
こんなことが学べる
・地方創生が必要な理由
・地方創生を実現するために必要な心構え
・スタートアップ企業の心得

日本経済の課題を地方創生で解決する

事業内容について教えてください。

地方創生を目的に、2つの事業を展開しています。

1つ目が「中華圏に特化したインバウンドの誘客支援」です。中国・台湾・香港のインバウンドに対して、日本企業や自治体のプロモーションを行っています。

2つ目が日本国内での移住を促進する国内最大級のプラットフォーム「たびすむ」を運営しています。

ありがとうございます!インバウンドの誘客支援事業を展開しようと思った理由はなんですか?

起業当時は元々会社員時代に携わっていたOtoOに関わる事業をしていて、具体的に言うとOtoOのシステム開発とコンサルティング事業を主に行っておりました。その当時、まだ日本は「インバウンド」という単語も耳慣れない時期でしたが、ちょうど安倍内閣が「観光立国推進基本計画」を掲げ、海外からの旅行客が急増し始めたタイミングでした。私の得意とするOtoO事業構築で培ったナレッジは、インバウンド誘客にも活用できるのではないかと考え、方向転換を図りました。

なるほど!さらにそこから東アジア圏に特化していったことには何か理由があるのでしょうか?

そうですね。その当時、訪日が急増中の中国大陸に特化している企業が少なかったこと、さらには、中国最大の旅行情報メディアの創業者と知り合ったことがきっかけで、そのメディアを活用して中華圏に向けて日本の情報を発信するプロモーション事業から始めました。その後、SNSやインフルエンサーも活用した独自のメディアMIX型プロモーションを展開、そのノウハウを活用して韓国にも手を拡げ、東アジア圏特化という今に至っています。

地方創生事業を始めた背景を教えてください。

「日本経済の課題解決の為には地方創生が必須であり、またそれを誰かが本気で取り組まねばならぬ」と強く感じたからです。

まず地方創生の必要性を端的に述べますと、日本経済は世界的に見ても過度な一極集中です。(東京には全人口の約3割が集中など)これは世界的に見ても異例です。有事の際のリスクはもちろんのこと、地方の過疎化が進むことにより、一次産業や観光業の発展を阻害する大きな要因にもなっています。

また、(近年の観光魅力度ランキングでも常に上位である様に)日本の観光資源は世界で有数にも関わらず、人口対比での訪日客の割合は観光先進国に比べ大きく差が開いている状況です。2023年の訪日客消費額は過去最高の5兆円を突破しました。5兆円の外貨を獲得したことになるのですが、これは自動車、半導体等化学製品の輸出に次ぐ規模です。更にはインバウンド観光産業は8兆円、15兆円と政府が掲げる高い目標の期待値からもわかる様に、大きなポテンシャルを秘めています。

その背景で、京都や大阪などの主要観光地ではオーバーツーリズムによる観光弊害が取り沙汰されているのをよく目にしますよね。今後更に訪日客を招く為には、既存ゴールデンルートと呼ばれる、東京、京都、大阪頼りからの脱却を図らないとなりません。日本の地方にはまだ知られていない観光地がたくさんあります。オーバーツーリズム対策として、それらの地方へインバウンドを送り込む、分散ツーリズムという施策が必要不可欠だと考える様になりました。

実際に45都道府県の自治体へ自ら足を運び、地方創生に関係する行政や企業、様々な方とビジネスを共にしてきたのですが、そこで様々な問題に直面をし、これは一筋縄ではいなかいと痛感をし早数年が経ってます。笑。

地方創生の必要性は大いに理解しましたが、反面で、単純に解決できる問題ではないこと、根気よく長期的に取り組まねば解決に至らないことも身をもって体験しました。

これが地方創生業に本腰を入れた背景です。

成長ドライバーについて教えてください。

-これから拡大するに当たって課題になりそうなポイントはありますか?

先にも述べたように「地方創生」は決して一筋縄ではいきません。覚悟を持って長期的に取り組む必要があります。その上で「資金力・資本力」があるにこしたことはないと思います。地方創生とは別の確固たる事業がある、または長期的な資本政策が整っており、ある程度の資金を調達する目処がある等ですね。

もう一点、官公庁や自治体、そして社会インフラとなる大企業と連携を図ることも非常に重要と考えています。

「2つの企業理念」と「3つの行動指針」

『企業理念に込められた思い』について教えてください

向上心をもって、仕事は楽しく、信念をもって取り組みたい。

そんな思いで独立をしたので企業理念を「天まで、楽しく、格好よく」と表現しました。また、そのことを実現する為には「身近な人の幸せとその幸せのあり方を追求すること」を痛感した為、この2つを企業理念としています。

その2つを成し遂げる為、3つの行動指針を大切にしています。

1つ目が「【大志を抱け】すべてはその思いから始まる」

2つ目が「【出来事はすべてが必然】その必然の意味を捉えよ」

3つ目が「【GET THINGS DONE】様々な手段をこらして何が何でも物事を達成せよ」

です。抱いた大志を夢にカラーで見るほどに。

出来事に偶然や奇跡はなく、全ての出来事は必然。その意味を捉えることが大切。また、やるべきことをやったからこそ成功するし、やらねば失敗するのは当たり前。「お金がない」「時間がない」等、やめる、諦める理由を探すのではなく、どうやったらできるのか?様々な手段を考え何がなんでも目的を達成する…。

理念と共にこの様な指針を掲げましたが、改めて文章にするととてもとても胸に刺さりますね。笑

色々なご経験から他の社長へ気をつけるべきことや落とし穴になりそうなことがあればアドバイスをください!

(他の社長へアドバイスなど、とても烏滸がましいのですが)

経営を長く続ける程に「環境適応能力」と「継続力」の2つはとても重要だと身をもって理解しています。とくに新しい業界は流行り廃りも激しく、周囲の環境変化は凄まじいものがあります。その都度、新しい環境に順応する能力は自然と身についてきた気がします。また、「諦めない力」は成功する人の必須条件だと思います。「勝てば官軍」とはよく言ったもので、とにかく成功するまでやめないことです。笑

メンバーに「本当は伝えたいけど、伝えられていないこと」

コロナ禍の困難な4年間を耐え抜いたメンバーと「やめないでよかった!」と喜べる日を共に迎えたい。そして、物心両側面で幸せと思える会社にしたい。その幸せを一人でも多くの人に届け、結果として地方創生になくてはならない会社を一緒に創ろう。

これからの夢や目標を教えてください

夢は企業理念なので、一生追い求めることになると思います。

その過程においてBeAを「地方創生になくてはならない会社」に。それを仲間と共に実現することが当面の目標です。

株式会社BeAからのお知らせ

▼株式会社BeA HP

https://bea.jp/

▼移住プラットフォーム「たびすむ」

https://tabisumu.jp/

台湾人訪日旅行客向け観光情報メディア「JoyJapan揪愛日本」

http://joyjapan.tokyo/

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