ビズスト|BIZ STORY

 

就活生に真に寄り添うデザイナー。人材業界に改革を

株式会社Stella Point 米川 凱

ビズストーリー編集長の大田原です。

「社長」による「社長」のための「社長」ストーリーをお届けするのがビズストーリーです。たくさんの社長の方から、様々な視点での学びを得て自分だけのビズストーリーを刻んでいきましょう。

今回は、新卒就活支援領域の事業で活躍をされている米川様です。

こんな方におすすめ
・起業準備中、起業1年目の方で資金面に不安を感じている方
・就活支援エージェント事業に興味のある方
・職業体験ではなく、社会人としてインターンに行きたい人
こんなことが学べる
・事業を継続させるための経営者としての時間の使い方
・就活支援領域に本気で取り組む起業家のマインド
・ビジネス戦闘力を高めるためのインターンの考え

就活の悩みや不安を独自のインターンシステムで解決する

事業内容について教えてください。

大きく分けて3つあります。1つ目は「X-career」という新卒に特化した人材紹介事業で、2つ目が「X-base」というビジネス戦闘力を最大化させますよっていう学生インターンシップ事業です。最後がSNSコンサルティングで、プレスリリースはまだですがこの先中途採用やSESも事業としてやっていこうと思っているので最終的には5つの事業展開予定です。

最初にお話した新卒に特化した人材紹介事業ですが、よくあるただ企業さんを紹介していくのではなくて学生さんの選択肢を広げることをすごく意識しています。仕方のないことですが僕たち大人が「この企業いいよ、この企業ダメだよ」って言うと何も知らない学生さんはそれを信じきってしまうんですよね。

-確かに、その道のプロが言うならって思ってしまいますよね

それがエージェントの悪いところだと思っているので、僕たちは良し悪しよりもまずは見てみれば?って選択肢を増やしてあげる。その機会を学生さんに作ってあげることで今まで自分でもわからなかった、知らなかった選択肢が得られますし、選択肢が多ければ多いほど人生は充実すると思っているのでその機会を増やしてデザインしてあげることを意識しています。なのでメインとしては学生さんに企業さんをご紹介して、企業さんからもこういう学生が欲しいんですよっていうところをキャッチアップしてマッチングを図るっていうのがビジネスモデルになります。

-インターン事業の方はいかがでしょうか?

「X-base」という事業ですが、僕らが使っている「X」とは何にでもなれる数変数を表していて、何にでもなれるキャリアと何にでもなれる基地という意味を込めています。僕らはこのインターンシップを「戦闘力を最大化させるインターンシップ」って呼んでいます。その理由にインターンの意味みたいなものがあって、基本皆さんがやってるインターンシップって仕事体験や職場体験に近いことが多いんじゃないかなと思っていて、それが早期離職やミスマッチングに繋がっていると感じています。そこの課題を解決したい、もっと言えば自社採用にもつなげていきたいと考えていたのでビジネス戦闘力を最大化させるインターンシップX-baseを発足しました。

-インターンはどんな事業を行っていたんですか?

わかりやすくいうと営業代行事業です。いろんな企業さんから案件を持ってきてそれをインターン生が商談までするっていう内容を67名ほどでやっていました。その1期生17名のうちの2人が今新卒で入社していて、2期生67人のうち2人がまた入社予定です。

これを聞いてきっとわかると思いますが、インターンシップ事業で会社としては普通に赤字です(笑)赤字ではあるのですが、学生のためになったなっていうのと採用にも繋がったので、この赤は全然悪い赤じゃないと思っています。

-では最後にSNSコンサルティング事業について教えてください!

言葉の通りではありますが、企業さんの課題をSNSで解決するお手伝いといった内容ですね。どちらかと言えば、超コミットしているわけではなく企業さんがちょっとやってほしいとか運用してほしいというところがあるのであれば、そこにコンサルとして入りますよという、企業さんに合わせた形になります。ですが最初の2つに比べたら積極的な営業は行っていなくて、反響だったりとか紹介でもらうくらいです。かといってノウハウがないというわけではなく、弊社にもTikTokのフォロワーが16万人くらいの人がいたりだとか、うちの副社長も個人約3万人くらいフォロワーがいるので、SNSの伸ばし方やアルゴリズムは全部マニュアル化できています。これは言っておきますが、100万円とか200万円とかとるところはハッキリ言って無駄だし詐欺なので気を付けてくださいね!

インターン生への想い

-先ほどおっしゃっていましたが、インターン生も1期に比べてとても増えていますよね。今は何人くらいいらっしゃるんですか?

今は新卒が入ってきたりして会社がバタバタしている影響でX-baseはストップさせてもらっています。来期くらいにはオフィスを構えてインターンシップ事業をX-baseで復活させたいなとは思ってます。

-そうなんですね!弊社もインターン生が1人いますが、インターンをしておくことで仕事へのイメージギャップを減らせたり、後の自分のキャリアが描きやすくなるのかなって思います。

そうなんですよね。現に僕らのインターン卒業生は結構有名な企業に就職してる実績があります。僕らもこの2年くらいでゼミがいいのか、サークルがいいのか、部活がいいのか、バイトがいいのか、ボランティアがいいのかみたいな統計をとったんです。ただ、どうとっても長期のインターンやっていた学生が名の知れてる企業に行きやすいです。やっぱりガクチカで長期インターンは強いですね。

-実際他に就職してしまったインターン生の中にも入社してほしいと思える学生さんはいらっしゃいましたか?

いましたね。ただ、いつか戻ってきてくれるんじゃないかなとは思っていますし、戻ってこいよと声をかけたりもします。ですがそれは無理やりとかではなく、あくまでその子の選択を尊重する意見を尊重するというのを大切にした上で、いつでも戻ってこいよって話はしています。結構みんな遊びに来るんですよ。この間もOGOBが来てくれていました。うちのオフィスって秘密基地感覚でダーツもあればゴルフもある。アミューズメント施設じゃないですけどいつでも戻ってこれる場所、いつでも来やすいような場所を作っています。

-将来的に会社として一緒にビジネスができたらそれはそれで嬉しいですもんね!

本当にそう思います。僕と取締役副社長の森川が初めて会った時の話なのですが、お互いが考えていた共通点が僕の場合は「半径5メートル以内を幸せにしたい」で森川は「半径10メートル以内を幸せにしたい」だったんですよ。僕と比べて森川は裏方を担当してくれていますがそういうマインドの部分は同じです。少し宗教チックですけど、僕の周りがみんな笑顔になってくれるような会社を作っていきたいと思っています。

-今現在はエージェント的な役割の部分ではX-careerの方でやっていらっしゃるかなと思うのですが、インターンの学生さんたちに対してX-careerの事業として企業さんを紹介したりすることはあるのでしょうか?

あります。ですがそこまで積極的にはやっていません。やはり僕らのビジネスモデル上企業さんに人材を紹介したら報酬が発生するので、学生にもあまりこちらから言うと僕らはその気がないのに「お金にしようとしてる?」って思われてしまいます。なので、基本は僕が面談していて「こいついいな」と思ったら1回やらないかって引き抜くんですよ。別にうちで人材紹介が決まらなくてもいいというか、大前提そこでマネタイズしようとはしてはいないので、サポートしてくださいといわれたらするくらいです。

-となると基本的には普段は別の経路で学生さんにお会いして企業さんにご紹介していらっしゃるのかなと思うのですが、それって学生さんを集めるのは難しくないんですか?

難しいです。僕は大学時代水泳部だったので部活のつながりで人を増やして、口コミで広がって最終的に大学の4年次に2400人集めました。その経験から自分でもいけるとおもって独立したので、今も口コミでどんどん繋がりを広げてLINEを作ってもらってご挨拶行って、という形で体育会系を集めています。

-そうなると企業側はどうやって見つけてきていらっしゃるんですか?

それが最近は普通にホームページからの問い合わせが多いんですよ。僕らは人が多いわけではないのでリクルーティングアドバイザーとかを配置することがあまりできないんですが、ステラポイントの学生めっちゃいいからっていうのがどんどん広がって、学生も人事にどこのエージェント使ってるんですかって聞かれた時にX-careerですって答えてくれたり。なので僕らは体育会だったら割と有名になってきてるのかなとは思います。

立ち上げに至った経緯を教えてください。

-事業を立ち上げられた経緯を教えてください!

僕が学生時代の話になりますが、その中でいくつかきっかけがありますが一番が学生時代の経験です。当時僕は6社ほどエージェントを使っていたのですが、めちゃめちゃ僕をお金として見ているんだろうなってのがわかっちゃったんです。エージェント同士が企業を否定しあっているんです。エージェントによって言っていることが全然違って、マッチングによる成果報酬である以上僕のことをお金としか見ていないように思えて不信感が募っていました。そんな中、色々あって縁のあった企業に新卒で入社しましたが1年たたずに解雇されました。

-え!なにがあったんですか?

大学4年の途中から人材紹介の企業インターンシップをやっていたのですが、当時辞めてしまった同期から僕が「斡旋したからだ」とあらぬ疑いをかけられてしまったんです。本当にやってないですけどもうクビですし、さあどうしようかと思っていた矢先、仲が良かった先輩の知り合いの森川と出会って、一緒に会社をやろうとなり退職の約2か月後には会社を登記しました。

事業成長の秘訣はとにかく「就活生に寄り添う」こと

競争優位性について教えてください。

-ここまで事業を伸ばしてこられた要因ってどこにありますか?

この仕事って嫌われることが多いと思うのですが、多分他のエージェントさんに比べて嫌われることが少ない気がします。その根底にあるのが、評価と評判っていう言葉です。これは全社員に共通で言っていることですが、評価とはいわゆる社長である僕からの評価です。数字が上がってるのかどうか、ちゃんと結果を出してるのか、努力ちゃんとしているかというところですね。

もう1つは評判です。これは学生と企業さんの両方からの評価です。結局エージェントって学生の口コミも重要なので、「ここのエージェントうさんくさい」とか言われてしまわないように学生さんからの評判っていうところもかなり気をつけるように伝えています。だから僕らは気にしているがゆえに伸びていってるのかなと思います。

もう1つはこれ完全に僕なんですが、365日24時間面談しています。これ本当です。

-え!すごくないですか?

1日Max18面談とか学生さんと会って話したりするくらい、夜でも朝でもやっています。いつ聞いても即レスとか不安があったらすぐ聞けるとか、痒いところに手が届く所がどのエージェントにもないところだと思います。僕は役員なので僕にしかできないスタイルではありますが、土日に連絡返って来ないのが普通の中にいつでも連絡が返ってくるエージェントは、学生さんからしたら嬉しいですよね。そういう所も伸びてきた要因の1つだと思います。StellaPointにとって、頭脳は森川で僕は体です。バイト終わりの夜遅くでも対応しますし、逆に朝練後とかでも面談します。荒業ですけど僕が寝なかったらいくらでも仕事できるので。

-今現在はこうやって規模感も大きくなってきていると思うのですが、設立したての企業って集客する、売り上げを立てるっていうところが1番ポイントになってくるかなと思うのですが、1年目とかのタイミングってどのようにされてたんですか

僕らは3月に会社登記したのですがコロナの関係で職業紹介免許を取れたのが7.8月なんです。マネタイズし始めたのが設立から5か月後とかで集客しても免許ないからどうにも、という時期が続きました。ただ普通に自社でお金をかけずに集客してコストかけずに面談をして、学生さんとマッチした企業をご紹介してという流れなので、そこまで困ることもありませんでした。そのころはメンバーも僕と森川の2人だけでしたし。

ですが1年目の途中で倒産しかけて、これじゃまずいからそこから戦略を変えて立て直して、とやりながらもインターンシップの事業をやりたくてインターン生にはお給料を払っていました。お金ないのに事業を進めるから僕自身はもやし生活でしたね(笑)

-自分の生活への不安とかはなかったんですか?

不安はめっちゃありました。僕自身水泳を18年間やってきていて体を酷使することは日常茶飯事でしたが、今までとは違った精神的なダメージは本当にしんどかったです。ただそれ以上に自分が掲げていたビジョンがあるのでそのビジョンを達成するためならなんでもできました。

-キャッシュアウトしてしまうと事業を継続するのは難しいと思うのですが、そのような状況でも事業を継続して頑張ろうと思えた原動力って、一番はどこになるんですか?

立ち上げの経緯にも繋がりますが、人材業界を変えたいって思いが一番ですね。人材の紹介でマネタイズしている分、学生のことを考えていないエージェントなんて山ほどいるんですよ。僕自身もそういうエージェントに学生時代あたりましたし、言っていたことと実際が全く違うなんておかしいですよね。そこを変えたいという思いが一番の原動力でした。

-なるほど!だからホームページとかで何かものを作るっていうデザインじゃなくても、自分の人生をデザインするという意味でStellaPointさんは「デザイン会社です」って書かれているんですね!

ありがとうございます。僕たちはデザイナーなんですよね。これも森川とコーポレートや目指していくものを考えようってなった時に出てきたもので、皆さんキャリアアドバイザーって言うと思うんですけど、僕らはキャリアアドバイザーではなくキャリアデザイナーなんです。人生をデザインするわけですから。

成長ドライバーについて教えてください。

-これから事業を伸ばしていくにあたってやった方がいいこと・効果がありそうなことってありますか?

僕らの事業内容の部分でいうと、StellaPoint経済圏を作るのがマストです。少し恥ずかしいですが、いわゆるリクルートさんみたいな感じで衣食住を全部できるっていうのを目指しています。それこそエージェントだけじゃなくてSESもやりますし、この先少子高齢化の中で介護や派遣のイメージを変えられるようにしていきたいです。

産休中も働けるような環境だったり、夢を追う学生さんのキャッシュポイントになるような派遣のスタイルをつくっていくのも目標です。

「ありがとうを積み重ねる」が信念・哲学

『企業哲学』について教えてください

-米川さんがお仕事をする上で大切にしていることはなんでしょうか?

僕はありがとうの対価はお金だと思っています。ありがとうを集めたら集めた分だけお金をもらえると思っているので普段から人に還元しています。もうこれは仕事にしてもプライベートにしても何にでも当てはまりますが、僕の人生の哲学です。

もう1つ皆によく言っているのは、人に期待しすぎないことです。あれだけやってあげたのにとか誰しも思ってしまうと思いますが、これは自分がありがとうをかき集めようとしているだけなのでそこは履き違えないようにしています。

米川さんの思う『社長』とは?

誰よりもカリスマ性があって誰よりも仕事する人ですね。それに加えて、僕自身は笑顔の中心にいる人でありたいです。僕の周りが全員ハッピーになってほしいし、周りが笑顔になってほしいので。

-だからお写真とか全部米川さんが真ん中で、皆さんすごい楽しそうなんですね!

僕はルールですから(笑)関わっていただいているので多分わかると思うんですけど、僕って変わってるし喋ってみたらあんまり頭良くないんですよ。でもみんなついてきてくれるんです。それは僕が本当の自分を常にさらけ出しているからで、さらけ出しているがゆえに舐められたりするんですけど。でもそれって僕にとっては関係なくて。

僕は社長なので最終的には僕がルールで僕が偉いんですけど、常にトップにいて権力を振りかざす社長ではなく、常に中心にいる社長が1番かっこいいと思うので、どれだけ会社が大きくなっても僕は現場にいたいしフロントに立ちたいし、皆の話を聞きたいと思っています。

-そういう時って森川さんはどんな立ち位置でいらっしゃるんですか?

結構ズバズバ言ってくれて嫌われ役になってくれます。僕が言わない分たくさん言ってくれます。ただ、森川は嫌われないです、面白いヤツなので。

あと、取材していただく時いつも思うことがあって「米川さんの会社」ではなく「僕と森川の会社」なんです。確かに僕の会社ではあるんですけど共同ですし、森川が僕を立ててくれているんです。

これからの夢や目標を教えてください

半径5メートル以内の人を幸せにすることです。さっきと同じ話にはなってしまいますが、僕から半径5メートル以内にいる好きな人間はマジで全員笑顔にしたいと思っています。もっと言うと、仲良いやつの保険になりたいんです。仕事がなくなったっていうならStellaPointで雇用するし、家がなくなったなら代わりに借りてあげます。人生って長いようで短い、1分1秒を大事にしなければいけない中で僕と長く仲良くしてくれるなんて本当にありがたいと思うんです。経営者って孤独だとか言われますし僕もそう感じますけど、いつでも連絡したら会ってくれる仲間がいて一緒にいてくれるので、僕は1人じゃないと感じる理由はそこにあります。それをどうやったら返せるかなと考えて保険にたどり着きました。生命保険とかはあまり好きではありませんが、誰かの保険になれるっていうのを体現してる人はそんなにいないと思っているので、その体現者になりたいなと思っています。

まとめ

米川さんありがとうございました!米川さんと初回のお打ち合わせの時からとてもパワーのある社長だなと思っておりましたが、当日のインタビューでも会社やメンバーそして半径5メートル以内にいらっしゃる方を本当に大切にされているんだなと思いました。社長にはカリスマ性が必要!とお話しいただきましたが、それを体現されている方ってこういう方なんだ…と学びになりました。私も自分の会社を再開するときには圧倒的カリスマ性で一緒にいる人を幸せにします!

株式会社Stella Pointからのお知らせ!

▼新卒キャリアエージェント「X-career」

https://x-career.com/

▼株式会社Stella Point 公式ホームページ

https://stellapointcareer.com/

 

株式会社Stella Point

代表取締役社長 米川 凱

1997年 東京都葛飾区生まれ。 就活では金融系を中心に多数の内定を得るも、経営者の間近で仕事ができる不動産ベンチャーへ就職。 しかし入社1年足らずでクビになったことで2021年1月に同社を退職。 同年3月に、森川 剛と共同でStella Pointを設立
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