株式会社邁進エンジニアリング 真鍋 豪輝
今回は、建設領域の事業で活躍をされている真鍋様のビズストーリーをお届けします。
- こんな方におすすめ
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◆こんな方におすすめ
・建設業に携わる方
・二代目社長の方
- こんなことが学べる
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◆こんなことが学べる
・企業の価値を確立するためのプロ意識
・育成=企業の成長
株式会社邁進エンジニアリング 真鍋 豪輝
今回は、建設領域の事業で活躍をされている真鍋様のビズストーリーをお届けします。
メイン事業として、発電所やごみ焼却場のメンテナンス・工事などを行う「プラントエンジニアリング事業」を展開しています。
その他にも「人材事業」としてエンジニアの派遣、全業種の人材派遣・紹介などを行ったり、「不動産・リース事業」として工場・倉庫等の売買、不動産投資、リースなども行っています。
–ありがとうございます!発電所等のメンテナンスはどのように案件獲得を行っているのでしょうか?
基本的には営業を回って案件獲得をしていますが、昔からコツコツと信頼関係を積み重ねてきたこともあり、先方から依頼をいただくことも多いです。現在はその2軸で案件を獲得し、売上を立てている形になります。ただ、今でも営業は常に回り続けて情報を取ってくるスピード感を大切にしているので、その点も1つの要因になっていると思います。
発電所も焼却場もすべて機械になりますので、年月が経つとどこかが壊れてきます。4年に1回とか2年に1回のタイミングで定期的にメンテナンスを行う必要があるので、その時期に機械の調子を見て、修理や交換するものがあれば当社が工事を行ってお客さまの業務に支障が出ないようにしています。
–何かあったときの緊急事態にも対応されているんですか?
そうですね。取引があるお客さまの近くにそれぞれ拠点を置いていて、緊急時にもすぐに駆けつけることができるので、そこも当社の強みの1つとなっています。
創業社長が起業した当時は私は別の会社にいましたが、ご縁があって「一緒になっていきましょう」という流れになり、12年ほど前から創業メンバー5人で会社を作り上げてきました。本来であれば来年社長に就任する予定でしたが、少し早まって今年の3月に会社を引き継いだという流れになります。元々は社長になりたいとは思っていなかったのが正直な本音ですが。(笑)
–社長になりたいと思っていなかった真鍋さんが選ばれた理由はあるのでしょうか?
「先代のDNAが私の中に強く入っているから」だと思っています。
前々から私と先代は考え方が同じでしたが、創業当時から言い合いは絶えませんでした。それはただのケンカとかではなく、お互いに譲れないものがあり、それをお互いにぶつけ合ってきたということです。その結果としてここまで会社を作り上げてくることができましたし、私の「社員ファースト」という考え方も相まって「真鍋になら任せて大丈夫」という判断をしてくれたのかなと思います。
先ほどは社長になりたいと思っていなかったと言いましたが、「社長になるからには面白い会社にしよう」と思って就任しました。面白い会社を作って現代の若者が建設業に勤めたいと思えるような世の中にしていきたいと考えています。
–ここまで事業を伸ばしてこられた要因ってどこにありますか?
「お客さまの要望に応え、信頼関係を築いてきたこと」が1番の要因です。
お客さまの「こうして欲しい」「助けてほしい」という他社さんでは断るような内容でも「やりますよ!」とすべてに挑戦してきたことで今の会社があると思っています。
–普通であれば無理だと思われることに挑戦する際、人によってはマイナスな感情を持つこともあると思いますが、社内ではどのように士気を高められていたのでしょうか?
「できる方法を考える」ように話し続けていましたね。
世の中には様々な仕事や機械などがありますが、それらはすべて「誰かが何もないところから作り出したもの」です。そう考えると、みんなで知恵を出して協力すればできないものなんてないはずですし、できないことをできるようにするから誰にも真似できない当社だけの価値となり、競合に勝つことができます。社員にはそういう話をしてすべての要望に応え、今の会社の形を作りました。
-これから事業を伸ばしていくにあたって課題になりそうなポイントはありますか?
「人材の育成」が課題になってきます。
建築業という特性上、技術が必要不可欠になりますが、1年くらいではまだまだ何もできるようにはなりません。当社の方針としては「5年間かけて人材を育てる」と定めていますので、とても時間がかかります。その育成期間に会社を大きくしようと奮闘しても人材がついてくることができず、結果として会社が傾く原因となってしまうので、人材の成長に合わせながら時には会社の成長にブレーキをかけながら進めていきたいです。
これまでは育成を疎かにして会社を大きくすることに注力しすぎて、社員1人1人の負担が大きくなってしまっていたので、今後は育成に注力しながら会社の拡大を図っていきます。
–真鍋さんが経営をする上でこだわっていることはなんでしょうか?
「どこにも負けない技術力と営業力」にこだわっています。
他社さんであれば断るような案件でも当社は前向きに挑戦して解決してきましたし、常に営業を回って情報を得ながらお客さまの課題解決に寄り添ってきました。そういう会社としての在り方にはずっとこだわってきましたし、今後もこだわり続けていきたいです。
また、地元の企業と手を取り合うというスタイルではなく、当社は当社ならではの経営方針で「邁進エンジニアリングを確立」していきたいですね。
「自分の芯となる考えをブラさないこと」です。
自分が決めたことを突き進めるのが社長のあるべき姿だと思いますので、自分の芯を貫き通せるかどうかで「本当の意味での社長」になれるかどうかが決まると思います。
また、社長になると様々な人が近づいてきます。そのときに自分で目利きをして判断しないと自分が損することにもなるので、自分で相手の目を見て話を聞いて、どう付き合っていくか決めることが必要かなと思います。
「色々我慢させてごめんね」と伝えたいです。
私は社員ファーストの考え方をしているので、普段から感謝の言葉や労いの言葉はかけるようにしていますが、会社の在り方としてはまだまだ私の考え方通りにはできていないと感じることが多いです。社員のみんなが楽しく熱意を持って仕事ができるようにもっと良い会社にしていきたいと思っていますし、そのためにどうしたらいいかを常に考えながら最善を探しているので、もう少し我慢して頑張ってもらえたらと思います。
短期的な目標で言うと、「社員1人1人を社長にできるくらいまで育てて、5年以内に売上を1.5倍〜2倍まで上げる」ことですね。先ほどもお話ししましたが、まず育成に力を入れて1人1人の能力を上げ、その結果として売上を上げていくという方針で進めていきたいです。また、長期的な目標は「株式会社邁進エンジニアリングを100億円企業にすること」です。現在はグループとして100億円を目指していますが、その先として株式会社邁進エンジニアリング単体でも売上100億円にすることが目標です。
–そのためには社員のみなさんの力が必要不可欠ですね!
そうですね。社員のみんなが笑顔で仕事ができることが大切だと考えていますので、毎日社員が笑顔で過ごせるような会社作りをしながら目標のために頑張ってもらいたいと思います。
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