ビズスト|BIZ STORY

悩める経営者の「お金の右腕」となり企業に伴走する

株式会社サウザンド・リーブズ 千葉 祥太郎

ビズストーリー編集長の大田原です。
「社長」による「社長」のための「社長」ストーリーをお届けするのがビズストーリーです。たくさんの社長の方から、様々な視点での学びを得て自分だけのビズストーリーを刻んでいきましょう。

今回は、財務コンサル領域の事業で活躍をされている千葉様です。

こんな方におすすめ
・管理/財務出身で起業を検討している人
・資金調達の経験がある方
こんなことが学べる
・資金面の相談先の選び方
・事業展開をどのようにやっていくべきか

企業のお金周りをCFOポジションで解決する

事業内容について教えてください。

-改めて事業内容について教えてください

事業内容は主に3つございます。1つ目は「財務のコンサルティング」という補助金や経営計画の策定、資金調達の支援です。2つ目が「M&Aのセルサイドアドバイザー事業」という事業承継支援なんですけども、通常仲介だと両側なんですが当社は完全に売り手側だけにつくというビジネスですね。3つ目は元々やっていた社外CFOの事業になります。

-かなり財務関係にお強いですよね!最初に事業を始められた時にされていた事業ってどちらになりますか?

立ち上げた時やってたのは、社外CFOですね。前職までにCFOをやっていまして、それから中小企業やスタートアップ向けにという形でスタートしましたね。

立ち上げに至った経緯を教えてください。

-事業を立ち上げられた経緯を教えてください!

元々25年間サラリーマンとして経営管理畑でやってきました。主に金融機関と多くお付き合いをさせていただく中で「1社専業でやっていくっていうのは、すごくもったいない」と言っていただきました。
結構多くの金融機関の方におっしゃっていただいて、ちょうどコロナ禍だったこともあり、1社だけじゃなく複数社のお客様にやってきたことを還元できればいいなというのが、1番大きいきっかけですね。

-ありがとうございます!千葉さんは元々起業されたかったわけじゃないですよね?

そうですね、結果としてこうなったっていう感じです(笑)

-そうですよね。サラリーマンをやめて起業するタイミングで、自分の中で「ちょっと不安だな」みたいな要素ってなかったのでしょうか?
ありましたよ。私は営業経験が0でしたので、お客さんの取り方がわからなかったので。なので全てご縁なんです。

-実際に起業して会社がスタートしてからって、ご縁とはいえどうやってここまでお客さんを獲得してこられたのか自分の中であったりしますか?
ほぼほぼご紹介なんですけれども、オンラインやリアルにお会いしてきました。その中で元リクルート出身の方にお会いする機会をいただいて、色々御指南いただいて壁打ちなど試行錯誤しながらやってきた結果、今に至るというような形です。

-そうなんですね、創業仕立ての時って、売上げもそんなにいっぱいあるわけじゃない中で、お客さんも獲得していかなきゃいけないと思うのですが、ここに投資するために資金調達してきたとかっていうのあったりするんですか?

若干の借入はあったものの、ほぼ自己資金です。

-自己資金なんですね!ちなみに、その借入で大変だったことってなんでしょうか?

そうですね、借入自体はスムーズだったんです。自分がずっとやってきた領域だったこともありまして「経営者ってこういう意識で借りているんだ」と意識というか接し方が変わりました。借りる中で大変だったことは、実績が0だったので実績がない中でどうやって未来をアピールするのかが1番大変でしたね。

-実際に体験するのって違いますもんね。ちなみに千葉さんが事業を3つ展開していく中で、ご自身は何か投資してスタートされた事業はあるのでしょうか?

特段投資自体はないですね。ただネットワークを広げていくっていう上で、付き合いが広がっていくための投資は結構しました。今はもうやっていないのですが、業務の下請けというか請け負いですね。管理系をまるっと請け負うなどの代行するとか、接点を持たせていただいたのもあります。今それほどやっていないっていうのは、ものすごく実務に時間を割かれてしまっていて、本来提供すべき価値の部分に行きつかないっていうところがあったので、請け負いを続けるのはまずいなっていう風なのがあって、今は別の会社の方でやるようにしています。

事業成長の秘訣は「これまでの経験からくる金融機関とのパイプ」

競争優位性について教えてください。

-ここまで事業を伸ばしてこられた要因ってどこにありますか?

優秀なパートナーさんがいてくれるからだと思います。もう1つの理由としては、同じ業界でも忖度して経営者の方に伝える方もいるんです。ただ我々がやることは伴走支援です。成果を出して結果を得るのは経営者さんなので、経営者に結果を出させる仕事なわけなので、本音をズバリ言わないとダメな局面っていうのも、やっぱあるんですよね。なのでズバッと言ってくれるところに期待されてる役割かもしれません。

-確かにそうですよね。耳が痛い話ではありますが忖度されて結果が出なければ意味がないですもんね。そんな中で貴社を選んでもらっている理由は何になりますか?

1番大きいのは「金融機関とのパイプ」ですよね。25年やってきてるっていうのもありますので、大手の地銀から地方の信金さんまで、幅広いネットワークがあるっていうのが大きいかなと思います。あと私自身が経営者という立ち位置ではないですけれども、経営者のお金の右腕として10年以上中小企業経営に携わってきているっていうのがあります。

中小企業経営者の気持ちや痛みっていうのが、分かるのが大きいのとお金だけじゃなくて管理系全般(人事や総務など)まで含めて、幅広い知見があるので、こういうところでも強みを発揮できてるっていうところで選んでいただいてると思います。

-ありがとうございます!ちなみに資金調達関連の話でいくと、これから起業するから資金調達したいと言う方からのご相談ってあるのでしょうか?

多くはないですが、創業融資と言う意味では相談はあります。実際に個人事業主だった女性でサロンを持ちたいと思われている方で半年くらいのお付き合いなのですが、なかなか法人化に踏み切れないと仰っている方がいました。半年間に渡って、メリットデメリットを色々話していく中で、ついこの間法人の立ち上げをして調達に入ることになった方がいますね。

-すごい!おめでたいですね。

ある意味、説得ではないですけど納得していただいて始めましたね。最初はもう半泣きで「借金やだ」って言ってたのですが創業融資って、創業時にしかできないのも当然ありますし、 そういうところのチャンスを掴むことによって、特に行政の信用とかもあります。信用の面では個人事業主よりも法人でやることの方がメリットがありますし、ちょっとずつステップを踏んでいくようにしてサポートしていきますね。

成長ドライバーについて教えてください。

-まだまだ伸ばしていくにあたり必要なことや効果のありそうなことってなんですか?

そうですね。お客様と接点を増やしていかなきゃいけないんですけれども、安定的に接点を増やすには、後ろ側がしっかりしてないと増やしても受けられないっていうのはもちろんあるので、優秀なパートナーなのか従業員なのか、仲間を増やしていく必要はありますね。そこが安心していけばいろんな方に接点を持って、お話しすることは可能かなと思います。

-ありがとうございます。さきほどの話でもネットワークを広げるためには結構投資したと言うお話だったと思うのですが、どのように広げられているのでしょうか?

経営者の会に入ったりしていますね。

-やっぱりそういった会ですよね、私の失敗談なのですが交流会だったりそう言った会に「人に会う」だけの目的でいくと成果が得られないんですよね。

そうですね、なので参加する会は絞っています。

「お客様に成果をもたらすサポートをする」が信念・哲学

『企業哲学』について教えてください

-千葉さんがお仕事をする上で大切にされていることを教えてください。

お客さんに成果をもたらすことを大切にしています。お客さんと接しているうちに考えてきたことが、ちょっと変わってきていますね。お客さんが成果を上げるのをサポートすることが我々に期待されてる役割だったり、ミッションだったりっていう風にやっぱり感じています。

千葉さんの思う『社長』とは?

ずっとやり続けて試行錯誤する人じゃないでしょうか。実際に「社長のお金の右腕」という風に思ってやってきているので、自分自身がなりたい自分になるとか、やりたいことを実現する。欲しい未来を確実に実現するのが社長ですかね。社長が望む未来を実現するために僕自身がいます。

-色々なご経験から他の社長へ気をつけるべきことや落とし穴になりそうなことがあればアドバイスをください!

よく言ってるんですけど、せっかく起業したのに行き当たりばったり社長になってしまうとか、もちろん頼れる人がいなければそうなるわけなんですけど、こう言うことがないようにサポートするのが、我々の仕事なんですけど、迷子が1人でも出ないように、してあげたいなっていう風に思ってるので、そういう風にならないようにしましょうねっていう感じです。

-最初から相談した方がいいよって思われますか?

税理士さん選びとかすごい難しいんですよね。税理士難民の社長さんもいますしね。どういう人が合うのかっていうのは、数会わないとなかなかわかんないと言うのはもちろんあるとは思うんですよね。

ただ、まあ、そういう中でも、その意識とか感度っていうのは立てておかないと、言われるがままだと思いますし、それはまずいので自分自身も勉強していかないといけないなと思います。特に若い経営者の方々は、 情報がいっぱいある中で、どう選択していくかっていう目を養わないといけないですよね。

-ありがとうございます!では、千葉さんが社長になる前に戻れるならやっておきたいことはありますか?

結構やり尽くした感はあったので、これ以上ないなっていうのも正直あって。管理畑1本でやってきてしまったので、営業やマーケティングもそうですし幅広くもっとやっとけばよかったなていうのがありますね。逆に管理系のところはもうお腹いっぱいなんですけど(笑)

やってこなかった領域っていうのは、自分がいまだに苦手だったりします。

これからの夢や目標を教えてください

今僕は50歳なんですけど、あと10年ぐらいはみっちり働きます。お客さんのために時間を使っていきたいなと思っていますね。これまでのスキルやキャリアっていう意味で、若い方や中小スタートアップの企業の経営者で、困ってる方に全て出し惜しみなく還元したいです。

出せるものは全部出して、皆さんが成長していくところを実際に見ていくのは楽しいです。特に若い方が伸びていくのがすごくいいなと思うので、魅力的なビジネスのちょっとでも手伝えればいいなっていう風に思って始めています

まとめ

千葉さん、ありがとうございました!資金調達を初めてやる方の方がほとんどの中で、社長の右腕としてCFOポジションから意見をどんどんくださると言うのは相談できる相手がいない方からするととても心強いですよね。創業時の借入をどう利益にしていくか、ただならぬプレッシャーだと思います。ですが、忖度なしに意見をもらえて伴走しながら事業を進めていけるパートナーとして千葉さんにご相談してみてはいかがでしょうか?

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▼株式会社サウザンド・リーブズ 公式ホームページ

https://thousandleaves.co.jp/

株式会社サウザンド・リーブズ

代表取締役 千葉 祥太郎

97年明治⼤学卒業後渡⽶。 帰国後オグルヴィ・アンド・メイザー、⽇本コカ・コーラを経て、05年ブロードバンドタワーにて実務担当者としてIPOを経験。 外資系企業を⽪切りに東証⼀部からマザーズまでの上場会社やベンチャー企業に⾄るまで、多様な業種において10社超に従事。 ⼀貫して経営管理領域で約25年の幅広い実務経験(うち約10年の経営経験)を有する。 18年当社株式の全部を取得、代表取締役就任。直近では上場会社他数社にてCFOを歴任、現在に⾄る。
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