株式会社NOVASTO 佐藤秀平
今回は、リユース領域の事業で活躍をされている佐藤様のビズストーリーをお届けします。
- こんな方におすすめ
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・リユース業界に携わる方
・参入事業に迷っている方
- こんなことが学べる
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・自社の武器を広げるための方法
・起業前に考えておくべき大事なこと
株式会社NOVASTO 佐藤秀平
今回は、リユース領域の事業で活躍をされている佐藤様のビズストーリーをお届けします。
「リユースの総合商社」として、リユース領域の様々なサービスを提供しています。
現在はリースの総合商社と言っていますが、元々はリユーステックカンパニーという言い方をしていて、SaaS提供をしている会社でした。そこから、会社としてできることや目指すものが大きくなっていくにつれ、システムに囚われずに総合商社として様々なサービスを扱うようになりました。
–ありがとうございます!メインサービスとしてどのような商材を扱われていますか?
「ReCORE(リコア)」というクラウド型のPOSレジやeコマースのためのオールインワンプラットフォーム「セルモア」、リユース参入支援事業の「MEGURU」、そしてEC出品代行事業の「MEGURU出品代行」、をメイン事業として展開しています。
ReCOREにおいては現在は約400社以上の導入実績があり、上場企業からスタートアップまで幅広いクライアントさんに利用いただいています。
現在、リユース業界の市場規模は約3兆円と言われています。月にすると約3000億円の流通がある計算になり、ReCOREを介して流通している金額が約270億円になりますので、市場の流通の約10分1にReCOREが関わっているという状況です。
POSレジというシステム自体は新しいものではないですが、、昔のPOSレジは管理がメインのものでした。当社のPOSレジは「売上を上げるPOS」と銘打っている通り、いわゆるCRMのようなものを通じて、顧客の単価を上げたり、リピート率を上げたりという部分もPOSの中でできるところが強みになっています。
学生起業時代と新卒時のコンサルタント時代の経験が、リユース事業として企業をすることにした大きなきっかけになっています。
元々は起業をするつもりはなく、学生時代はパチプロとして活動していました。そこからパチンコで稼げるようになり、組織として動くようになりました。最初はブログ発信をしながらアフィリエイトで稼いだり、様々な興味のあることをひたすらやり続けた結果、最終的にリユース事業に辿り着きました。
その後、新卒で入社した会社でコンサルタントという目線でリユース業界を見るようになりましたが、リユース業界の遅れや課題を強く感じるようになり、自分で起業をしてリユース業界に参入することにしました。
–ありがとうございます!学生起業を経験した佐藤さん的には、学生起業はするべきだと思いますか?
学生は比較的時間がある期間ですし、様々なことにチャレンジして経験値を貯めることは大事なので、その中の選択肢の1つとして学生起業はしても良いのかなとは思います。しかし、学生起業というよりもそもそも「起業することが目的となっている起業」はおすすめしない派です。
起業=人を雇って組織として経営すると定義したときに、経営というものは従業員の人生を左右するようなことでもあるので、社長次第で関わる人たちに大きな迷惑をかけてしまう可能性があります。ですので、何か成し遂げたいVISIONがない限りは起業ではなく、現在はフリーランスも増えてきているので、フリーランスとして1人で何かをする方が良いのかなとも思います。
–ここまで事業を伸ばしてこられた要因ってどこにありますか?
カスタマーサポートチームをしっかり作り込んだことが伸びてきた要因だと思います。
POSレジは、既存としてあるシステムからのリプレイスがほとんどです。
我々としては、他のシステムにはないプラスの機能を搭載して良いものを作っているけど、「ある特定の機能がないから導入しない」という案件も多々あって、社内メンバーからの相談もたくさん受けました。
なので、1年間ほどかけて、カスタマーサポートチームを作り上げることにしました。その結果、ReCOREが提案する、効率的かつ売上の上がる機能の活用方法を、オンボーディングで新規契約企業様にお伝えするサポートを行なえるようになり、顧客満足度を高めることができたので、導入と顧客の定着が進んでいったと感じていますね。
-これから事業を伸ばしていくにあたって課題になりそうなポイントはありますか?
「新しいことにチャレンジできる人材」「若くて勢いのある人材」を採用していくことが今後の課題というより、伸び代だと思っています。新規事業が次々に生まれていく中で、スピード感を持って高い熱量でこなしていける人材はまだまだ欲しいですし、今後採用できる人材が減っていくことも考えられるのでそこをクリアしていくことが必要だと感じますね。
–ビズストで100名以上の社長にインタビューしてみて、会社の理念を浸透させることが難しいと思われている社長が多かったのですが、佐藤さんはいかがですか?
そうですね。そこは当社もまだまだ浸透できていないと感じています。
前だけ見て走っていて気づいたら誰もついてきていなかったということも経験しましたし、役員レベルですらミスマッチは起こりうることです。今回、本を出版することになったのですが、本がこの課題を解決するきっかけになったら良いなと思っています。
–佐藤さんが経営をする上でこだわっていることはなんでしょうか?
こだわっていることは2つあって、1つ目は「自分たちがやるべきかどうかを見極めること」です。
世の中に利益を生み出せるものはたくさんありますが、会社が目指しているビジョンにマッチしているか、方向性と合っているかという部分の芯はブラさないようにしています。もしマッチしていないとしても、どうしてもやりたいことに関しては分社して、NOVASTOではやらないという選択を取っています。
2つ目は「メンバーへチャンスを与えること」です。
私は「立場が人を育てる」と思っているので、 頑張ってるメンバーには積極的にチャンスを与えて成長を促しています。私自身が教育大学を出ていることもあり、人の教育にはすごくこだわりを持っていますし、大事にしている部分なので、今後も変わらずにチャンスを与えながらメンバーの成長を見守りたいですね。
「本当にその業界で良いのか」についてもう1回深く考えるようにして欲しいです。
起業当初はある程度勢いで進めていくこともあるので、そこまで様々なことに対して深く考えるというよりも、やってみてから考えるケースが多いと思います。しかし、業界の市場規模はある程度決まっているのでそこからはどうにもできなくなるんですよね。ある程度長くその業界で事業展開をしてお客さまも増えてくると、そこから全く別の業界にいくことはできなくなりますし、「本当はこっちをしたかった」となることも十分に考えられます。なので、これらのことを忙しくなってからではなく、起業前の時間があるときにじっくり時間をかけて考えることで、後々の負担を減らすことができますし、後悔することもなくなると思うので、時間があるうちに先のことも含めて思考することをおすすめします。
メンバーが現状に満足していない空気はすごく感じています。それは私の力不足であり、会社の力不足でもあります。今後もっと早くNOVASTOの影響力が大きくなることで業界自体ももっと前に進めることができ、その結果メンバーもさらに楽しく仕事ができるのではと思っていますが、ここ数年ビハインドしているという感覚があります。それでも着実に1歩1歩前に進められているのはメンバーが毎日の仕事に向き合ってくれているからだと思いますので、本当に感謝していますが、これからさらに会社の価値を上げていくために一緒に頑張りましょうと伝えたいですね。
ネタ的に個人の目標を言うと、2024年8月9日に「リユースビジネスの教科書」を出版したので、「ベストセラー作家になること」ですね(笑)
会社としての目標を言うと「NOVASTOがあってよかったと思ってくれる会社が増えていくこと」です。
NOVASTOの由来は「NOVA(新しい)」と「STORY(物語)」を掛け合わせた造語になりますが、「NOVASTOに関わることでお客さまの物語が新しいページに進んでほしい」という願いが込められています。今まではReCOREを中心としてお客さまのサポートを行ってきましたが、その他のサービスを含め当社に関わることで良い風が吹くような会社が増えていくと良いなと思います。
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