ビズスト|BIZ STORY

 

補助金であなたのチャレンジを応援する「併走パートナー」

株式会社Salud 堂本 拓央

ビズストーリー編集長の大田原です。
「社長」による「社長」のための「社長」ストーリーをお届けするのがビズストーリーです。たくさんの社長の方から、様々な視点での学びを得て自分だけのビズストーリーを刻んでいきましょう。

今回は、補助金サポート領域とデジタル領域の事業で活躍をされている堂本様です。

こんな方におすすめ
・補助金申請をお考えの方
・新規事業や開業予定の方
・スポーツ選手の支援を目指す企業に興味のある方
こんなことが学べる
・サラリーマンから独立した人の考え方
・補助金支援事業

挑戦する人の道を補助金支援で加速させる

事業内容について教えてください。

事業内容としましては、補助金の窓口というWEBメディアを運営しております、それに付随して、事業再構築・ものづくり・小規模事業者持続化補助金、その他全国の補助金申請のサポート、デジタルマーケティング支援からWeb制作事業といった3本柱で運営しております。

-補助金関係の事業をやろうと思ったきっかけを教えていただきたいです

元々Web制作事業をメインに行っていたのですが、その中で補助金を活用してWebサイトを作れないかというお問い合わせが多々あり補助金事業を拡充して行きました。メディア自体は始めて2年ほどだったのですが、30PVから2年で1日800PVほどまで成長し、月間2万PVを超えてきていたのでそれなりにお問い合わせは頂いていました。

-すごいですね!ビズストもメディアなのでぜひ教えていただきたいのですが、30PVから800PVにしたコツとかあれば教えてください!

Googleのノウハウの部分ではあるので説明が難しいのですが、読者の皆さんが知りたい記事を作っていくっていうところが1つポイントだと思います。そこから来てくださった問い合わせは完全新規のクライアントさんで、新規事業や開業などこれから新しい事業を展開されるご相談が多くワクワクする話ばかりです♪

-商談なども全部堂本さんがやられているんですよね。1人社長になると全ての業務を自分がやらなければならなくなりますし、営業活動であったり自分が止まってしまうと全部が止まる部分が大変だと思うのですが、普段どうされているんですか?

そうですね、確かに基本的にフロントは僕が担当していますし商談もさせていただきます。実際に回せている理由としては、補助金の窓口というメディアの運営と、リファーラルマーケティングというご紹介で仕事を回すような形にしているからですね。自分が営業しなくてもその経営者のコミュニティの中で営業していただいて解決しています。

-紹介の方が案件化はしやすいのでしょうか

案件のボリュームは圧倒的に補助金の窓口が多くて、ジャスト案件となると紹介の方が多いかなと思いますね。

-それは何か広告などを打たれていて案件として問い合わせが来るのか、実際に営業活動をしてだとどちらですか?

基本は2パターンで、まず弊社は広告を一切出していないので補助金の窓口というメディアの問い合わせか、もしくはご相談案件ということが多いです。例えばWebサイトを作りたいけれどどうしたらいいかわからないというご相談であったりとか、集客に困っているのでマーケティング支援をしてほしいというご相談ですね。

-傾向としてマーケティングをご依頼いただく方って未経験で何もわからないということが多いと思うのですが、そういった方にはどのような支援をされているんでしょうか?

支援内容的に広告を回すことをメインでやっていく方もいらっしゃれば、営業戦略的にマーケティングの戦略考えてやっていく方もいらっしゃったりするので、そこに関してはマーケティングの戦略から実行まで全部やらせていただくのをうちのポイントとしてやらせていただいています。BtoBもBtoCも関係ないです。

立ち上げに至った経緯を教えてください。

-事業を立ち上げられた経緯を教えてください!

僕がやっているスポーツで、海外に自分の会社を経営しながら世界大会に出るような社長がいらっしゃって、僕が元々金融機関のサラリーマンだった時に日本の大会で1度お会いする機会がありました。普通海外でスポーツ選手として働くにはスポンサーをつけなければならないと思うのですが、自分の会社を作れば時間、お金、環境を自分で作れるんですよね。僕自身もスポーツで1度海外の試合にチャレンジしたいと思っていたこともあって、そういった環境を提供できるようなアスリート社会を作っていきたいと考えるようになりました。

-会社を設立されてからそのお話はされたことはあるんですか

海外の試合で会う機会はありますが、そういった会社の話はあまりしたことがないですね。あとはそういった社長の方々って規模がすごくて、エストニアの軍事機器の社長だったり、自分の会社を経営しながらジェット機を持ってる人がいたり、リゾート施設を何個も作ったりとか、そういう社長が世界中にはいますしたくさん刺激をもらっています。そういう人たちと関わるようになって自分の今後の仕事のキャリアを考えた時に、もっと海外でチャレンジしたい、じゃあそのためにどうすればいいかっていうところでサラリーマンの限界を感じて起業することにしました。

-会社員だった所から1人でやっていくというハードルの高さとかは感じていらっしゃったんでしょうか

ハードルはめちゃくちゃありました。当時勤めていた会社がいい会社で居心地よかったので結果的に6年間サラリーマンやり続けてしまいましたし。ありがたいことに僕自身がゴーイングマイウェイな感じなのを会社に理解してもらえていたので頑張れよみたいに送り出されました。

-会社を立ち上げられる前は個人事業主としてお仕事されてたと思うのですが、法人化までに大変だったことや法人化の理由はあるのでしょうか

実は辞めた後に1度ビーチテニスのご縁でベンチャー企業に務めていました。そこで「社長とは」「経営とは」という基礎部分を素敵な社長から1年間濃密に学ばせてもらっていましたw30歳が視野に入ってきたタイミングで、サラリーマンに戻るか独立するかを考える機会がありました。どっちがワクワクするかを考えたときに答えが今の道でした。そこからフリーランス期間にイタリアの世界選手権など大会を転戦して地球を2周ぐらいして自分のやりたいことを叶えたタイミングで気持ちと方向性が固まり法人化しました。

-今行われている事業で1番立ち上げるのが大変だった事業はどれなんでしょうか

補助金の申請支援はこれまでプロダクトとしてやってこなかったことなので1番苦労したかなと思います。僕が元々Web製作とかマーケティングのところはやっていたので延長線上しかなかったのですが、補助金申請分野は申請する先生を探したりと人の関わる部分が大変でした。補助金は採択ありきなので、採択されないと成功報酬が発生しないんです。当たり前ではあるのですが、作ったらお金をいただけるWeb制作と違ってキャッシュフローがどうしても長くなってしまうのと、採択率のコントロールがなかなか難しいというのも苦労したポイントではあります。今では優秀な書類作成チームの結成ができ、ほどんど事業計画書を作成すると感動されます(笑)

-書類系も増えると思うので、やり取りがすごく多いと思うのですがそこはなにか工夫されているんですか

初めは僕が全部受けて、書類担当がいてその人と二人三脚でやっていたんですが、メンバーが増えてきたこともあって僕がフロントで取ってきた案件を手伝ってくれる人で書類作成部に分業する構成ができたので、そこから圧倒的に効率よくなりました。確かにマネジメントコストも高いですしコントロールがすごく難しいと思うのですが、そこは本当に相手の気持ちや思い、仕事のスタイルを汲んですり合わせていくことで生まれる信頼関係が全てだと思います。プライベートの繋がりもありますし、メンバーと一緒に釣りに行ったり、結構アクティブにやっています。とはいえアスリートはまだ僕しかいないので、そういう方を巻き込んでいけたらとは思っています。

-そういうアスリート出身の方はいい人がいたら採用されるんですか?

そうですね、僕もそうだったので海外にチャレンジしたりスポーツで頑張りたいけど時間とかお金環境がない人とかは支援したいなと思いますね。アスリートの転職やセカンドキャリアってどうしてもビジネス系が多くなりますし、市場も転職支援が9割ほどです。アスリートの起業支援はほとんどないので、そこの領域で支援していきたいという気持ちでプロジェクトを立ち上げています。

-ありがとうございます。法人を設立する前にお金かけてやったことってあったりしますか

色んな人に会うということに関しては行動ベースでやってきたかなと思います。サラリーマンだったので当たり前ですけど、経営者との繋がりって0だったんですよね。繋がりがない中で独立してしまったのでとにかくいろんな人に会うような交流会に参加したりとかとにかく足を使いました。

-交流会から案件化するのって結構難しいと思うのですが、どのように工夫してお仕事にしたんですか

こういうのはもう相性だと思います。ビーチバレーの選手だった社長とかは、僕はビーチテニスをやっていたのでそこから繋がって案件をいただいたりとかしましたね。共通点とか結構大事だと思います。もちろん上手くいかないこともたくさんありましたけど、とにかく目立つように努力していました!(笑)

-会社を設立する時事業投資として融資受けようかなとかっていうのは検討したりしましたか

僕のスタンスとしては無借金経営がよくて、誰にも迷惑をかけたくないので初めは借りませんでした。ただ、そこから色んな知見がついてくるとお金を借りないとスケールしないなと、お金を借りる重要性を感じたので創業融資で動かしました。こうやって必要になってから借りてみてわかったこととしては、必要な時のために借りやすくするためにある程度融資は受けておくべきだなということですね。今何か欲しいわけではなくて、この先に必要になっても融資ってそんな急には受けられないので。今のうちに信用を作っておくことが大事だと思います。

事業成長の秘訣はツールの拡大

成長ドライバーについて教えてください。

-これから事業を伸ばしていくにあたってやった方がいいこと・効果がありそうなことってありますか?

事業が伸びるということはイコール利益など売り上げの部分だと思うので、やはり今まで作ってきた資金はそういった案件獲得に繋がる投資に充てていきたいなと思います。例えば営業顧問やリード獲得のためのサービス、あとは広告に回したりツールの拡大を狙っていきたいです。

「感謝と予想を超えること」が信念・哲学

『企業哲学』について教えてください

-堂本さんがお仕事をする上で大切にしていることはなんでしょうか?

クライアントさんの期待以上の行動をするということと、出会いに感謝することですかね。クライアントさんを感動させることができたら次に繋がると思いますし。感謝も、人とのつながりを大切にしていたら紹介していただけたりと繋がりますし、今の組織を作ってるのも本当に全て出会いなので。そのおかげで生きてるので。

堂本さんの思う『社長』とは?

社員がやったことに対して責任が取れるってことが1番だと思います。色んな社長を見てきて、「基本的にカバーするからしっかり思いっきりやってこいよ」と営業が生き生きと仕事できる環境を作るのと、自己解決しろよっていスタイルだったら僕は前者の人になりたいかなと思います。それが組織でやる理由の1つではあると思うので、会社の看板で仕事するってそういうことだと思いますよ。

-私がまさにそうだったのですが、それぐらいのびのびやらせてくれる環境がすごいありがたいのって後から気が付くんですよね。怒られたくないから挑戦しないっていうのはもったいないし、最後は社長が責任取ってくれるからって言われてました。

僕がそれに気が付いたのは2社経験してからでしたね。やっぱり違う環境に行ってみたり、自分自身が何か変わらないと気が付けないことではあると思いますが、会社である意味だと思いますし僕はそうありたいです。

-色々なご経験から他の社長へ気をつけるべきことや落とし穴になりそうなことがあればアドバイスをください!

大まかに2つあって、1つ目は、1人でやっているとどうしても鬱になったりとか悩むことが多くなってしまうのでメンターを作るとかはすごく重要だと思います。自分で解決できないことは周りに聞いた方がいいと思うし、その方がスピードは上がります。あと起業すると気が付くのですが、1人でできることには限界があって、その限界値を知ることも重要だと思います。自分1人で全部できると思ったらダメです。結局そこがあるから社員は大事だよねとか、関わってくれているのに関係を悪くするのなんてもったいないとかにつながってくるんですよね。

-メンター的な話でいくと、メンターを選ぶ基準的なのってあるんですか

そこは自分がなりたいものになってる人かどうかですかね。スポーツで例えると日本代表になりたいとして日本代表になったことのあるコーチとそうでないコーチがいるとしたら、「なったことがあるコーチ」だと見える世界が違うと思うんですよ。練習の質も話すことも違うし、 クオリティも違うので、そうなるとその時間が結果に結びついてくるので、自分の目標に対して、経験している人に相談する方が近道だと思います。

-メンター的な役割の人って見つけるのが大変だと思うのですが、どうやって探されてきたのでしょうか

それも奇跡みたいなものだとも思いますが、アンテナを張ることは大切だと思います。張り続けるとどこかしらに繋がりますし、意識して行動していれば自然と巡り合うのかなと。会いたい人には自分から会いに行かないと出会えないですね。

メンバーに「本当は伝えたいけど、伝えられていないこと」

普段からコミュニケーションを取っているので難しいですね。でもそうですね、人生1回やりたいことを一緒にやろうってことですかね。色んな国に行ってスポーツとか見たりしますけど、例えばウクライナの選手とロシアの選手がペアを組んで試合してる時とか感動するんですよ。戦争があったり、こんな難しい時代で色々言われる中で行動してるのを見ると平和な日本でチャレンジしない理由がないなと思ったんです。なら、やれるだけやってみようと。チャレンジしたって死なないんですから!

これからの夢や目標を教えてください

今現在補助金事業をやっているのでまずはその業界で1位になることですね。それがたくさんの人の夢だったり目標だったりを応援することに繋がるので、それを進めつつアスリートを支援していきたいです!

まとめ

堂本さん、お時間いただきましてありがとうございました!スポーツをされているという経験があって、実際に世界で活躍する方を前に自分の仕事や生活スタイルまで変えられる行動力はすごいなと思いました。同じくスポーツ選手の方は次のキャリアを考える中で、型にハマったことより堂本さんのように色々な視野や選択肢を持って決めていける人生を歩めることを知ったらみなさんのキャリアの幅が広がるんだろうなと思いました。

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